- ✅ 銅の取引条件(レバレッジ・スプレッド・証拠金)
- ✅ メリット・デメリットと注意すべきポイント
- ✅ 実際に取引した結果と損益計算
- ✅ 取引開始までの具体的な手順
海外FX業者XMでは、シンボル「HGCOP」で銅の先物CFD取引が可能です。レバレッジ50倍、ゼロカットシステム、MT4/MT5対応など、XMならではの環境で銅取引ができる点が魅力です。
本記事では、実際に体験したレビューをもとに、XMで銅を取引する際の条件・メリット・注意点などをお伝えします。
XMの銅CFDの取引条件と基本情報
XMで銅を取引する前に、まずは基本的な取引条件と特徴を確認していきましょう。
XMの銅取引は、レバレッジ50倍で少額から取引でき、ゼロカットで追証リスクもありません。一方で、限月による強制決済や国内業者よりやや高めのスプレッドには注意が必要です。
以下、詳しく見ていきます。
XMの銅の取引条件
XMの銅(HGCOP)の取引条件は以下の通りです。
| 取引条件 | 内容 |
|---|---|
| シンボル | HGCOP |
| 内容 | High Grade Copper(高品位銅) |
| レバレッジ | 最大50倍 |
| スワップ | なし(先物商品のため) |
| 配当金 | なし(先物商品のため) |
| 最低スプレッド | 0.0047 |
| 1ロットの価値 | 2000 LBS |
| 最小取引量 | 1ロット |
| 最大取引量 | 120ロット |
| 証拠金率 | 2% |
| 数値および逆指値のレベル | 0.01 |
| 最低価格変動 | 0.00010 |
| 値動きの最小値 | 0.2米ドル |

XMの銅CFDは、レバレッジ50倍でスワップポイントが発生しないため、保有コストを気にせず戦略を立てやすいのが特徴です。
XMの銅は先物CFD商品
XMの銅は先物CFD商品として提供されています。先物CFDとは、将来の価格を予想して売買する金融商品で、以下の特徴があります。
- 買いからも売りからもエントリー可能:価格が上がると予想すれば買い、下がると予想すれば売りからスタートできる
- 決済期限(限月)がある:期限が来ると自動的に決済される
- 実物の受け渡しはなし:価格差による損益のみを取引する
- スワップポイントなし:先物商品のため、ポジションを持ち越してもスワップが発生しない

XMの銅CFDなら相場が上昇局面でも下降局面でも利益を狙えるため、相場環境に応じた柔軟な戦略が可能です。
CFD先物はシンボル後方に限月が記載される

銅のシンボルを見ると、「HGCOP-MAR25」のように、後方に限月を示す記載があります。
- MAR:3月(MARCH)
- 25:2025年
この表記は、「このHGCOPが2025年3月までに決済される先物商品である」ことを示しています。
限月の決済日を迎えると強制的に決済されてしまうため、銅を保有する際は必ず限月を確認しましょう。
XM公式サイトのコモディティのページから銅を含むコモディティ銘柄の決済スケジュールを確認することができます。
先物CFD決済スケジュール確認の詳細手順
XM公式サイトにアクセスしたら「コモディティ(商品)」を選択してください。

少し下にスクロールして、「有効な取引」を選択します。


画面が切り替わると、先物銘柄のスケジュールが表示されます。


- 内容
- シンボル
- 取扱限月:
現在取り扱われている先物商品の限月 - 開始日:先物商品の発売日
- 決済のみ可:
取引終了日(新規注文の受付が停止され、決済注文だけが可能) - 満期日:
限月/この日に自動決済・決済時間は商品により異なる - 限月:設定されている限月の一覧
- 取引期限:
アイコンを選択すると、取引期限に関する注意事項が表示
⇒「取引は、典型的に限月の前の月の月末の3営業日前に満期となります。」
XMの銅取引の最大レバレッジ
XMの銅の最大レバレッジは50倍です。
これは、その他のコモディティ商品と同様の水準で、FXやゴールドの最大レバレッジ1000倍と比べると控えめに感じるかもしれません。
しかし、国内FX会社の最大レバレッジ25倍と比較すると2倍の大きさになっているため、十分に大きなレバレッジと言えます。

少ない証拠金でレバレッジを効かせて大きな額が取引できるというのも、XMの銅取引ならではです。
XMの銅取引のスプレッド
XMの銅のスプレッドは変動制で、取引条件表には「最低スプレッド:0.0047」と記載されていますが、これは理想的な条件での最小値です。
実際の取引では市場の流動性や時間帯により変動し、通常は0.0065前後で推移しています。
銅取引のスワップポイントと配当金は0
銅は前述の通り先物商品のため、「スワップポイント」と「配当金」が発生しません。
ポジションを持ち越してもスワップポイントは0です。

スワップ金利と配当金による儲けや損失がないということは、限月までの間は何日保有しても、保有コストが発生しないということです。
XMの銅取引の取引時間
XMの銅の取引時間は日本時間で以下の通りになります。
| 曜日 | 取引時間 |
|---|---|
| 月~木曜日 | 8時05分~翌6時55分 |
| 金曜日 | 8時05分~翌6時10分 |
※冬時間は+1時間(夏時間は上記の時間)



取引できない時間帯
- 平日朝の1時間10分間(メンテナンス)
- 土曜早朝から月曜朝まで(週末休場)

年始やクリスマスなどの特別な日には取引時間が変更になることがあります。欧米の祝日には市場がクローズすることが多いため、注意が必要です。
ただし、祝日などの影響で取引時間が変更される可能性があるので、最新の情報はXMからのお知らせページでご確認ください。
XMで銅投資するメリットと注意点
ここまで見てきたXMの銅の基本情報を踏まえて、メリットと注意すべきポイントを整理していきましょう。
- 国内証券よりハイレバレッジで取引できる
- ゼロカットで追証がなく借金にならない
- MT4/MT5を利用できる
- 限月による強制決済リスク
- 取引コストがやや高め
- 銅はボラティリティが高い
XMで銅取引をする3つのメリット
1.国内証券よりハイレバレッジで取引できる
XMの銅取引における最大レバレッジは50倍で、日本の証券会社の最大レバレッジ25倍の倍となっています。最大レバレッジが高いため、少ない証拠金でもポジションを立てられます。

日本の証券会社で銅の取引を行うなら、XMの倍(もしくはそれ以上)の証拠金が必要ということになり、途端に敷居が高くなってしまいますね。
2.ゼロカットがあるので追証がなく借金にならない
XMでの銅取引はFX同様にゼロカットが保証されているため、万一口座残高を超える損失が発生してしまった場合でも、XMがマイナス分を負担してくれます。
- 追証の支払いを求められることがない
- 入金した額以上の損失は発生しない
- 急激な価格変動時も借金リスクなし
国内証券会社では追証が発生する可能性がありますが、入金した額以上の損失は発生しません。
3.MT4/MT5を利用できる
すでにXMでFXなどの取引を行っている方でしたら、新たに銅のトレードに挑戦する場合でも、MT4やMT5を使って慣れた環境で取引が行えます。
国内FX会社のようにFX銘柄とCFD銘柄の口座を分ける必要もないので、1つの取引ツールで複数の銘柄を並行して取引することも可能です。

国内FX会社のように口座を分けずに、一元管理できるのは大きな利点です。
XMで銅取引をする際の3つの注意点
1. 限月による強制決済リスク
銅は先物商品のため、限月が来ると自動的に決済されます。
- 限月を忘れると意図しないタイミングで決済される
- 「3月限(MAR)」の場合、実際の満期日は2月末の3営業日前
- ポジション保有中は定期的に限月スケジュールを確認する必要がある
XM公式サイトのコモディティページから、常に最新の限月スケジュールを確認しましょう。
2. 取引コストがやや高め
XMを含む海外FXの取引コストは概して国内FXより割高になっています。
- 通常:80〜90ポイント前後
- 1ロット取引時:約2,610円(87ポイントの場合)
しかし、XMでは、豪華なボーナスを簡単に利用できるので、銅などのCFD銘柄を取引する際も、ボーナスをうまく利用し取引コストを圧縮することが可能です。
3. 銅はボラティリティが高い
銅は経済指標や世界情勢に敏感に反応するため、価格変動が大きいという特徴があります。そのため、高いレバレッジを利用するときにはより慎重にならなければいけません。
- 損切りラインをしっかり設定する
- 証拠金維持率に余裕を持たせる
- 少しの価格変動で強制ロスカットにならないよう、適切なロット数で取引する

値動きの激しい商品だからこそ、ゼロカットが備わっているXMで取引をする価値は大いにあると思います。
銅を実際に取引した損益額を解説【レビュー】
ここでは、実際にXMで銅の取引を行った際の流れと損益結果を詳しく解説します。
今回は、銅が売値4.0131ドルの時に1ロットを売りでエントリーしました。
- エントリー価格:4.0131ドル(売り)
- 取引ロット数:1ロット
- スプレッドコスト:-1,888円
- 必要証拠金:17,418円
エントリーから決済までの流れ
銅価格が4.0131ドルの時に、1ロットを売りで注文しました。
売りポジションを持つということは、価格が下落すれば利益、上昇すれば損失となります。

エントリー後、銅価格は下落トレンドに入り、4.0085ドルまで値下がりしました。
その後、4.0085ドルで決済注文を出し、ポジションをクローズしました。

エントリー時4.0131ドルから4.0085ドルに下降したので、0.0046(46ポイント)の差が生まれています。
損益の計算
銅1ロットが46ポイント動いたので、今回の損益計算式は以下のようになります。
値幅(ポイント) × 値動きの最小値 × ロット数 = 損益
46ポイント×0.2ドル×1ロット=9.2ドル
1ドル=150円で換算すると、1,380円の利益です。
※0.2ドルは銅の値動きの最小値
XMで銅取引を実際にやってみて感じたこと
- 少額の証拠金(約17,000円)で取引できた
- スワップフリーなので、ポジションを持ち越してもコストが発生しない
- MT4で簡単に注文できた
- スプレッドが約1,888円かかるため、利益を出すにはある程度の値動きが必要
- ボラティリティが高いため、損切りラインをしっかり設定する必要がある
- 限月を意識しながら取引する必要がある
今回は46ポイントの値動きで1,380円の利益となりましたが、スプレッドコストを考えると、最低でも100ポイント以上の値動きを狙う方が効率的だと感じました。
XMで銅を取引する方法
ここからは、XMで銅に投資をするまでの方法と手順を解説します。
- XMの口座を開設
- MT4/MT5をダウンロードしてログイン
- MT4/MT5で銅チャート表示
- 銅を注文
1.XMの口座開設方法
XMで口座開設するには、以下のボタンからXM公式サイトへ進み、アカウント登録した後、プロフィールを設定し、口座を認証するだけです。
アカウント登録し、メール認証が終わると、すぐにXMから口座開設完了のメールが届きます。その後、会員ページから「現住所確認書類・写真付き身分証」の画像をアップロードすると口座が認証され、取引可能になります。

XMの口座開設は、「XMリアル口座開設や口座の認証」で詳しく解説しています。
2.XMのMT4/MT5をダウンロードしてログイン
口座開設が完了したら、続いてXMのMT4もしくはMT5をダウンロードをしましょう。
以下のリンクからMT4/MT5のダウンロードページへ飛べます。
ダウンロードページには、PC(Windows)、Mac、スマートフォン、タブレット各種それぞれのMT4/MT5が準備されています。
ご自身のご利用になる端末に応じて選択してください。

MT4/MT5のダウンロードボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。

MT4/MT5のインストール完了後にMT4/MT5を立ち上げると、ログインIDとサーバー名を求められます。
ログインIDとサーバー名は、XMから届いた口座開設完了メールに記載されているので、確認してログインします。


スマホの場合は、【新規口座開設】→【既存のアカウントにログイン】で、IDとサーバー、パスワードを設定すればログインできます。
3.MT4上で銅の表示の設定をする
MT4の初期状態では、銅をはじめとするCFD銘柄が表示されていません。銅の取引を行うには、銅を気配値欄に表示させる必要があります。
メニューバーの中にある気配値ボタンをクリックします。

MT4の「気配値」枠内で右クリックして「すべてを表示」を選択します。

気配値欄の中から、銅(HGCOP)を右クリックして「チャートを表示」をクリックします。


表示されるチャートは、デフォルトではバーチャートになっています。時間足やチャートは好みに応じてアレンジできるので、ご自身にとって一番使いやすいものにセッティングしてみてください。
4.銅を注文
銅を注文するには、MT4でオーダー画面を開いて、「数量」や「注文種別」を選択してから、注文します。
チャート上で右クリックして、メニューから「注文発注」→「新規注文」と進むと、オーダーの発注画面が開きます。

オーダー画面では「数量,注文種別」を選んでから、「注文」ボタンをクリックすることで、注文できます。

- 画面左:現在価格のティックチャート
- 通貨ペア:取引したい銘柄を選択(必須)
- 数量:売買するロット数の入力(必須)
- 決済逆指値:損切りする価格
- 決済指値:利益確定したい価格
- 注文種別:
「成行注文」か「指値注文」を選択(必須) - 注文ボタン:
売りか買いをクリックして注文(必須)
XMの銅取引|必要証拠金や損益の計算方法
ここでは、XMの銅取引における具体的な計算方法を解説していきます。
銅の証拠金の計算方法
XMで銅を取引する際に必要な証拠金は、以下の計算式で求められます。
現在価格×コントラクトサイズ×ロット×証拠金率=必要証拠金
現在価格:4.0654ドル
コントラクトサイズ:2000LBS
取引ロット数:1
証拠金率:2%
4.0654ドル×2000LBS×1ロット×0.02
=約162.62ドル
1ドル=150円で換算すると、24,393円の証拠金が必要です。
銅の損益計算方法
XMの銅取引における損益は、以下の計算式で算出できます。
値幅(ポイント)×値動きの最小値×ロット
=損益
値幅(ポイント)とは?
最小変動レート=1ポイントです。
銅の場合、最低価格変動値が0.0001なので、これが1ポイントとなります。
4.0654ドルから4.0754ドルにレートが変動した場合、レート差は0.0100なので、ポイントで表すと100になります。
- ポイント(レート差):100ポイント
- 値動きの最小値:0.2ドル
- ロット:1ロット
100ポイント×0.2ドル×1ロット=20ドル
1ドル=150円で換算すると、3,000円の損益となります。
銅のレート差と損益幅の関係図
ポイント数とロット数の大小で、損益額がどのように変動するのかを一覧表にまとめました。
| 取引ロット数 | 10pointの 損益幅 | 100pointの 損益幅 |
|---|---|---|
| 1 | 300円 | 3,000円 |
| 10 | 3,000円 | 30,000円 |
| 100 | 30,000円 | 300,000円 |
※1ドル=150円で計算

わずかなレートの変動でも取引ロット数が多ければ、損益額も比例して大きくなることがわかりますね。

利益も大きければ損失も大きいという点を理解し、銅に関する世界の動きをしっかりキャッチして、慎重にトレードを行いましょう。
XMの銅CFDに関するよくある質問(FAQ)








