- ✅ XMのプラチナ(PLAT)の取引条件
- ✅ XMで投資するメリット・デメリット
- ✅MT4/MT5での取引方法(画像付き)
- ✅実際にXMでプラチナを取引した感想
海外FX業者のXMでは、シンボル「PLAT」でプラチナCFDの取引が可能です。FX同様にMT4/MT5を利用して、自分のタイミングで手軽に売買できるのが大きな魅力です
本記事では、XMでのプラチナ取引のやり方や注意点を画像付きで詳しく解説しています。
XMのプラチナ(PLAT)の取引条件
XMでプラチナCFDを取引する際の基本スペックを確認していきましょう。
| 取引条件 | 説明 | |
|---|---|---|
| シンボル | PLAT | XM独自の シンボル表記 |
| 内容 | Platinum | 銘柄の内容 |
| 最大 レバレッジ | 22.2倍 | 大きいほど 少ない資金で 取引が可能 |
| スワップ | なし | 通貨ペア間での 金利差相当額 |
| 平均スプレッド | 425 ポイント | 売買価格差、 注文毎に発生する 手数料 |
| 1ロットの 価値 | 10 TroyOunces | コントラクト サイズ |
| 最小/最大 ロット | 1/100 | 注文可能な 最小/最大ロット数 |
| 証拠金率 | 4.5% | 取引するために 必要な最低限の 口座残高 |
| 最低価格 変動 | 0.01 | PALLの損益幅を 求める際に使用 |
| 値動きの 最小値 | USD 0.1 | スプレッドの 価格を求める際に 使用 |
XMのプラチナの最大レバレッジ
XMのプラチナは最大レバレッジ22.2倍で取引できます。FXやゴールドの1000倍と比較すると控えめに感じるかもしれませんが、貴金属CFDの中でレバレッジをかけて取引できること自体がXMの強みです。
証拠金率は4.5%で固定されており、口座開設時に選択したレバレッジ設定や残高による制限も無く、常に最大レバレッジ22.2倍が適用されます。
XMのプラチナはCFD先物商品
XMのプラチナは先物CFD商品として提供されており、以下の特徴があります。
- 買いからも売りからもエントリー可能
- 決済期限(限月)がある:期限が来ると自動的に決済される
- 実物の受け渡しはなし:価格差による損益のみを取引する
- スワップポイントなし:先物商品のため、ポジションを持ち越してもスワップが発生しない

XMのプラチナCFDなら相場が上昇局面でも下降局面でも利益を狙えるため、相場環境に応じた柔軟な戦略が可能です。
CFD先物商品はシンボル後方に限月が記載される

XMのプラチナは先物商品のため、シンボル後方に決済期限の日付が記載されます。
例えば「PLAT-MAR25」と表示されている場合、このプラチナCFDは2025年3月(March)が決済期限であることを示しています。
限月の決済日を迎えると自動的に決済されるため、先物商品を保有する際はXMの先物スケジュールを必ず確認しましょう。
XMの先物スケジュール
先物スケジュールはXM公式サイトの貴金属ページので確認できます。


- 内容
- シンボル
- 取扱限月:先物商品の決済期限
- 開始日:先物商品の発売日
- 決済のみ可:取引終了日(決済のみ可)
- 満期日:自動決済される日
- 限月:設定されている限月の一覧
- 取引期限:注意事項を確認可能
プラチナのスワップポイントと配当金は0
プラチナは先物商品のため、スワップポイントと配当金は一切発生しません。
ポジションを翌日以降に持ち越しても、保有コストが増えることはありません。限月までの期間であれば、何日保有してもスワップによる損益はゼロです。
この特性により、中長期のポジション保有にも適した銘柄といえます。
XMのプラチナ取引時間

XMのプラチナの取引時間を日本時間に変換すると以下の通りになります。
| 夏時間 | 冬時間 | |
|---|---|---|
| 月~木曜日 | 6時05分~ 翌AM4時55分 | 7時05分~ 翌AM5時55分 |
| 金曜日 | 6時05分~ 翌AM4時10分 | 7時05分~ 翌AM5時10分 |

XMでは、祝日などの影響により取引時間が変わる場合があります。最新の取引時間はXMからのお知らせページでご確認ください。
参考:XM取引時間一覧表
XMのプラチナ証拠金計算方法
プラチナをXMで取引するための証拠金の計算式は以下になります。
ロット数×コントラクトサイズ×約定価格
×証拠金率=必要証拠金
※約定価格はエントリー時の価格を指します
実際に1ロット(10 Troy ounces)取引してみた
プラチナを1ロット取引する際の必要証拠金を計算してみましょう。
今回は売値が1ロット当たり1,179.87ドルの時に、1ロット「買い」注文を入れた場合を想定します。

- ロット数:1ロット
- コントラクトサイズ:10トロイオンス
- 約定価格:1179.87ドル
- 証拠金率:4.5%
1ロット×10 Troy ounces×1179.87ドル×0.045=530.94ドル
XMのプラチナ取引手数料(スプレッド)の計算方法
XMのプラチナは先物商品のためスワップが発生せず、取引コストはスプレッドのみです。
ロット数×スプレッド×ティックバリュー
=スプレッドの価格
ティックバリューは最小変動単位による収益の変化を表す値です。
XMのプラチナの場合、値動きの最小値は0.1ドルです。これはコントラクトサイズ(10トロイオンス)と最低価格変動(0.01)を掛けることで求められます。
10 × 0.01 = 0.1ドル
※ティックバリューは取引会社ごとのコントラクトサイズによって異なります。
スプレッド計算例
1ロット取引時のスプレッド価格を計算してみましょう。
- ロット数:1ロット
- PALLのスプレッド:425ポイント
- ティックバリュー:0.1ドル
1ロット×425ポイント×0.1ドル
=42.5ドル

スプレッドが大きいほど注文時の含み損が大きくなる点に注意が必要です。
XMのプラチナ値動きによる損益幅の計算方法
XMのプラチナの損益額はスプレッドと同じ計算式で算出できます。
ロット数×ポイント×ティックバリュー=損益
最小変動レート(0.01)が1ポイントです。
例:1,174.53ドルから1,175.53ドルにレートが変動した場合
- レート差:1.00ドル
- ポイント:100ポイント
実際に1ロット取引してみた場合の損益
1ロット当たり1,163.97ドルで「買い」注文を出し、1,175.32ドルで決済した場合の損益を計算します。

▼
- その後、1175.32ドルに値上がりした際に決済注文をしました。

- レート差の計算:1175.32-1163.97=11.35
- 0.01(価格変動)×11.35(レート差)
=1,135ポイント
- ロット数:1ロット
- ポイント(レート差):1,135ポイント
- ティックバリュー:0.1ドル
1ロット×1,135ポイント×0.1ドル
=113.5ドル
→日本円換算すると、約17,000円の利益となります。
XMでプラチナを取引するメリットとデメリット
XMのプラチナ取引条件を踏まえて、実際に取引する際のメリットとデメリットを整理します。
プラチナをXMで取引するメリット
- 自分のタイミングで手軽に取引開始できる
- 先物商品のためスワップポイントが発生せず、取引コストはスプレッドのみ
- 買いポジションからも売りポジションからも取引可能
プラチナ価格の先行きを予想するためのヒントは、私たちの身近な所にたくさんあります、自分がここぞと思ったタイミングで手軽にエントリー出来ます。
XMのプラチナは先物商品のため、買いポジションからも売りポジションからも取引を開始できます。プラチナ価格が上昇する局面でも下落する局面でも利益を狙えるチャンスがあるため、相場環境を選ばず柔軟な戦略を立てられます。
また、先物商品特有の性質として、ポジションを保有している間はスワップポイントが発生しません。限月までの期間であれば何日保有しても保有コストがかからないため、中長期的な戦略も立てやすくなっています。
プラチナをXMで取引するデメリット
- 最大レバレッジが22.2倍と低く、少額からの取引には向かない
- 価格変動が大きいためハイリスク・ハイリターン
- 現物商品と比較してスプレッドが広い
- 先物商品のため限月に自動決済される
プラチナを含む貴金属先物商品は、現物取引と比較してスプレッドが広めに設定されています。また、3ヶ月周期で訪れる限月により自動決済されるため、ポジションを継続して保有したい場合は再度エントリーする必要があります。
先物商品特有の価格変動の大きさも、場合によってはデメリットとなります。相場が予想通りに動けば大きな利益を得られますが、予想に反して急激に逆行した場合、短時間で資金の大部分を失うリスクがあります。
レバレッジが22.2倍に制限されているため、1ロット取引するには約11万円以上の証拠金が必要です。FXやゴールドのように数千円から取引を始めることは難しく、ある程度まとまった資金が必要になる点も留意すべきポイントです。
価格変動の大きさとレバレッジの低さを考慮すると、プラチナ取引では適切なロット管理とリスク管理が特に重要になります。必要以上に大きな額で投資することは避け、資金に見合った取引量を心がけましょう。
XMでプラチナを取引する手順
ここからは、XMでプラチナ取引をするための設定手順を説明していきます。
- 口座開設
- MT4/MT5のダウンロード
- MT4のプラチナチャート表示
1.口座開設
XMで口座開設するには、XMの会員に登録した後、本人確認書類の提出などが必要です。スムーズに進めば、数時間以内に取引することも可能です。
XMの口座開設は以下のステップで完了します
- XM公式サイトにアクセス
- 個人情報の入力
- 取引口座の詳細を選択
- 本人確認書類のアップロード
- 口座の有効化
2.XMのMT4/MT5のダウンロード
XMの口座が開設できたら、取引プラットフォームであるMT4またはMT5をダウンロードします。
XM会員ページから、お使いのデバイスに対応したMT4/MT5をダウンロードしてインストールしてください。
手順1 MT4/MT5を使用端末に応じて選択
MT4/MT5は、PC(Windows)、Mac、スマートフォン、タブレットに対応しているので、ご自身のご利用端末に応じて選択してください。

手順2 ダウンロードボタンをクリック
ダウンロードボタンをクリックするとダウンロードが開始されます。

手順3 ログイン
MT4/MT5のインストール完了したら、口座開設時にXMから届いたメールに記載されている「ログインIDとサーバー名」、自分で設定した「パスワード」を入力しログインしてください。

3.MT4上でPLATの表示の設定をする
MT4/MT5の初期設定では、プラチナ(PLAT)を含む多くの銘柄名が表示されていません。
プラチナ取引を行うには、すべての銘柄を表示させる設定をする必要があります。
手順1 気配値欄を表示させる
画面左上のメニューバーの中にある「気配値」ボタンをクリックします。

手順2 すべての銘柄を表示
画面左側(気配値)に通貨ペアなどの取引商品のリストが現れるので、気配値を右クリックし「すべてを表示」を選択します。

手順3 PLATのチャートを表示
気配値から、取引したい銘柄を右クリックし「チャートを表示」を選択します。


表示されるチャートは、初期状態ではバーチャートですが、チャートの種類や時間足は好みに応じて変更できます。
手順4 オーダーの発注画面を表示
チャート上で右クリックし、「注文発注」→「新規注文」でオーダー発注画面を開きます。

オーダーの発注画面詳細
オーダー画面で「数量」「注文種別」を選び、「注文」クリックすることで成行注文できます。

- 画面左:現在価格のティックチャート
- 通貨ペア:取引したい銘柄を選択(必須)
- 数量:売買するロット数の入力(必須)
- 決済逆指値:損切りする価格
- 決済指値:利確したい価格
- コメント:メモ
- 注文種別:
「成行注文」か「指値注文」を選択(必須) - 注文ボタン:クリックして注文完了(必須)

MT4の操作に関して不明点がある方は、MT4の使い方|基本編を参考にしてください。
実際にXMでプラチナを取引した感想
パラジウムより取引しやすいプラチナ
実際にプラチナを取引してみて最も印象的だったのは、パラジウムと比較してスプレッドが圧倒的に狭いという点です。
パラジウムのスプレッドが約957ポイント(約14,400円)であるのに対し、プラチナは約425ポイント(約6,400円)と半分以下。1ロット取引するたびに約8,000円もコストが違います。
スプレッド分を最初に取り返す必要があることを考えると、プラチナは貴金属CFDの中でも比較的取引しやすい銘柄だと感じました。
これからの「脱炭素社会」とプラチナ
パラジウムの高騰を受けてプラチナへの代替需要はより増加するという見方がある一方で、現状はまだパラジウムに大きく値段の差をつけられたままです。
しかし、プラチナのように供給量の少ないレアメタルは、買い占めなどが起こった際に何倍もの値段に跳ね上がる事があります。
これからの脱炭素社会の中でプラチナの需要が急増するシナリオになった場合には、ひょっとしたら金やパラジウムのように大化けする可能性も秘めています。
地球の未来のために世界がカーボンニュートラルに向かって走り出した今、プラチナは中長期的に注目すべき投資対象だと感じました。
XMのプラチナ取引に関するよくある質問(FAQ)
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