ゴールド(XAUUSD)の「1ロットいくら?」を調べるときは、取引金額・必要証拠金・値動きによる損益を分けると分かりやすくなります。
例えば、1ロット=100トロイオンス、金価格=4,000ドルなら、1ロットの取引金額は40万ドルです。レバレッジ500倍での必要証拠金は800ドルですが、価格が1ドル動いたときの損益は100ドルになります。
この記事では、この3つの違いから、0.01ロット・0.1ロットの計算、損切り幅に合わせたロット数の決め方まで解説します。
ゴールド(XAU/USD)の1ロットはいくら?

1ロット=100トロイオンスの口座では、ゴールド1ロットの取引金額は「1オンスの価格×100」で求められます。この取引金額と、注文時に拘束される必要証拠金は別の金額です。
計算に使う1ロットの数量は、取引銘柄の契約サイズで確認できます。MT5では気配値表示の銘柄を右クリックし「仕様」を開いてください。本記事の計算例は1ロット=100オンスで統一しています。(参考:MetaTrader 5公式ヘルプ:銘柄の仕様)
例えば、ゴールドの価格が1オンスあたり4,000ドルの場合、1ロット(100オンス)の価格は次のように計算されます。
1オンスの価格(4,000ドル)×100オンス=1ロットの価格(400,000ドル)
ゴールドの価格が変動すると、1ロットの価格も変わります。例えば、価格が100ドル上昇すると、1ロットの価格は1万ドル上昇します。
ゴールドの1ロットは何グラム?

ゴールド(XAU/USD)取引における1ロット(100オンス)は約3,110.35グラム、つまり約3.1キログラムです。
トロイオンスとは、金の取引において一般的に使用される単位で、1トロイオンスは約31.1035グラムになります。
ゴールドの1pipsの価格は?値動きと損益

本記事では、1pips=0.1ドルの値動きとして計算します。以下の表もこの数え方に統一しています。
1pipsあたりの損益は取引量(ロットサイズ)によって変わります。
1pipsあたりの損益 = 1pips(0.1ドル)×ロットサイズ(オンス数)
ゴールドのFX取引のロットサイズは、1ロット(100オンス)に設定されているため、1ロットを取引した場合、1pips動くと10ドルの損益が発生します。(0.1ドル×100オンス=10ドル)
ロットサイズが大きくなるほど、pipsの価格も増加します。以下は、ゴールドの取引量と1pipsの価格の早見表になります。
| ロット数 | 1pips | 5pips | 10pips |
|---|---|---|---|
| 0.01Lot | $0.1 | $0.5 | $1 |
| 0.1Lot | $1 | $5 | $10 |
| 1Lot | $10 | $50 | $100 |
| 10Lot | $100 | $500 | $1,000 |

他の通貨ペアでは1ロット=10万通貨で設定されていますが、ゴールドの場合、1ロット=100オンスです。
ゴールド(XAU/USD)取引でのロット計算
ここからは、ゴールド(XAU/USD)の必要証拠金・損益・取引コストをそれぞれ計算します。
ゴールド取引での必要証拠金の計算方法

取引金額をレバレッジで割る方式では、必要証拠金は「金価格×1ロットの契約サイズ×ロット数÷適用レバレッジ」で計算できます。
例えば、ゴールド価格が1オンス=4,000ドルの場合、1ロット(100オンス)の取引金額は40万ドルです。実際に必要な証拠金は、この取引金額を適用されるレバレッジで割って計算します。
必要証拠金(USD)=金価格(USD/オンス)×100オンス×ロット数÷適用レバレッジ
レバレッジ500倍の場合、1ロットなら800ドル、0.1ロットなら80ドル、0.01ロットなら8ドルです。円換算は、この金額にドル円レートを掛けます。例えば1ドル=150円と仮定すると、1ロットの800ドルは12万円になります。
必要証拠金は、損失に備えた余裕資金を含む金額ではありません。固定証拠金など別の計算方式もあるため、最終的な必要額は取引銘柄の仕様と注文画面で確認してください。(参考:MetaTrader 5公式ヘルプ:証拠金の計算)
現在のゴールド価格を使って、証拠金維持率ごとの注文可能ロット数を確認したい場合は、以下のロット計算機をご利用ください。
※業者別最大レバレッジと各業者のレバレッジ制限について、以下の記事にまとめています。

最大レバレッジ500倍口座の必要証拠金

ゴールド価格が1オンス=4,000ドルの場合、最大レバレッジ500倍で1ロット(100オンス)を取引するために必要な証拠金は800ドルです。
必要証拠金=400,000ドル(1ロットの取引金額)÷500倍=800ドル
| ロット数 | 必要証拠金(USD) |
|---|---|
| 0.1ロット(10オンス) | $80 |
| 0.5ロット(50オンス) | $400 |
| 1ロット(100オンス) | $800 |
| 3ロット(300オンス) | $2,400 |
| 5ロット(500オンス) | $4,000 |
最大レバレッジ500倍でゴールド(XAU/USD)取引できるFX業者
| FX業者 | レバレッジ制限条件 |
|---|---|
| EBC | なし |
| MiltonMarkets | なし |
| easyMarkets | なし |
| IronFX | なし |
| XMTrading (ゼロ口座) | 有効証拠金 $40,000以上 |
| HFM (プレミアム/ゼロ口座) | 口座残高 $5,000以上 |
| MYFX Markets | 口座残高500万円以上 |
XMTrading(ゼロ口座)、HFM(プレミアム,ゼロ口座)、MYFX Markets(全口座)は口座残高や有効証拠金などによってレバレッジ制限がかかりますが、EBCやMiltonMarkets、easyMarkets、IronFXは、レバレッジの制限がなく、常に最大レバレッジ500倍で取引できます。
レバレッジ制限が発生しないFX業者であれば、有効証拠金や取引量に関係なく常に最大レバレッジを活かした取引ができ、戦略も組み立てやすいのがメリットです。
特定の時間帯や重要指標発表前など、一時的にレバレッジ制限を実施する場合があります
最大レバレッジ1,000倍口座の必要証拠金

ゴールド価格が1オンス=4,000ドルの場合、最大レバレッジ1,000倍で1ロット(100オンス)を取引するために必要な証拠金は400ドルです。
必要証拠金=400,000ドル(1ロットの取引金額)÷1,000倍=400ドル
| ロット数 | 必要証拠金(USD) |
|---|---|
| 0.1ロット(10オンス) | $40 |
| 0.5ロット(50オンス) | $200 |
| 1ロット(100オンス) | $400 |
| 3ロット(300オンス) | $1,200 |
| 5ロット(500オンス) | $2,000 |
最大レバレッジ1,000倍でゴールド(XAU/USD)取引できるFX業者
| FX業者 | レバレッジ制限条件 |
|---|---|
| XMTrading (ゼロ口座以外) | 有効証拠金 $40,000以上 |
| IC Markets | – |
| FXGT | 取引量$200,000以上 |
| Three Trader | 有効証拠金$5,000以上 |
| IS6FX | 口座残高$20,001以上 |
XMTradingではゼロ口座以外の口座タイプ、IC Markets、FXGT、Three Trader、IS6FXはすべての口座タイプで最大レバレッジ1,000倍の取引ができます。
最大レバレッジ2,000倍口座の必要証拠金

ゴールド価格が1オンス=4,000ドルの場合、最大レバレッジ2,000倍で1ロット(100オンス)を取引するために必要な証拠金は200ドルです。
必要証拠金=400,000ドル(1ロットの取引金額)÷2,000倍=200ドル
| ロット数 | 必要証拠金(USD) |
|---|---|
| 0.1ロット(10オンス) | $20 |
| 0.5ロット(50オンス) | $100 |
| 1ロット(100オンス) | $200 |
| 3ロット(300オンス) | $600 |
| 5ロット(500オンス) | $1,000 |
レバレッジ2,000倍では、少ない証拠金で大きな取引が可能になりますが、価格のわずかな変動でも大きな損失につながる可能性があります。
最大レバレッジ2,000倍で取引できるFX業者
| FX業者 | レバレッジ制限条件 |
|---|---|
| BigBoss (デラックス口座) | 口座残高$10,000以上 |
| Exness (全口座) | 有効証拠金$5,000以上 |
| XS.com (一部口座) | 取引量2.01Lot以上 |
BigBoss(デラックス口座)、Exness(全口座)、XS.com(一部口座)が最大レバレッジ2,000倍で取引できます。
BigBoss(デラックス口座)は有効証拠金が10,000ドル未満であれば、レバレッジ制限されることなく最大レバレッジ2,222倍で取引可能です。
ゴールド取引での損益計算方法

1ロット=100オンスなら、損益の大きさ(USD)=価格差(USD/オンス)×100×ロット数で計算できます。本記事の数え方では、1pips=0.1ドルなので、1ロットの1pipsあたりの損益は10ドルです。
例えば1ロットを買い、価格が5pips上がれば50ドル、10pips上がれば100ドルの利益です。下がれば同額の損失になり、売りの場合は逆になります。以下の表は値動きによる損益の大きさで、別途手数料・スワップは含みません。
また、0.1ロットや0.5ロットで取引する場合は、1ロットの結果に0.1や0.5を掛けることで、頭の中で簡単に損益を計算できます。
| ロット数 | 1pipsの 価値 | 5pipsの 価値 | 10pipsの 価値 |
|---|---|---|---|
| 1ロット (100オンス) | $10 | $50 | $100 |
| 0.5ロット (50オンス) | $5 | $25 | $50 |
| 0.1ロット (10オンス) | $1 | $5 | $10 |
| 0.01ロット (1オンス) | $0.1 | $0.5 | $1 |
ゴールド取引のスプレッドと手数料の計算

海外FXのゴールド取引では、取引コストとしてスプレッドや取引手数料が必要になります。
スプレッドが狭い業者は1pips程ですが、広い業者だと4~5pipsになり、1回の取引で4~5倍のコストがかかります。例えばゴールドを1ロット(100oz)取引した場合、1pipsは$10なので、スプレッドの広い業者だと$40~50もの手数料がかかる計算になります。
スプレッドコストは次のように計算されます。
スプレッドコスト=スプレッド×1pipsの価値
例えば1ロットで、1pipsの価値が10ドル、スプレッドが5pipsと仮定すると、スプレッドコストは50ドルです。取引手数料が往復10ドルなら合計60ドル、片道10ドルなら往復で合計70ドルになります。手数料が片道表示か往復表示かも、そろえて比較しましょう。

取引回数が増えるほど損益への影響は大きくなるので、長期的に取引する為にもコストがなるべくかからないFX業者を利用するのがおすすめです。
計算ツールの紹介

当サイトでは、ゴールド(XAU/USD)取引における証拠金や損益を簡単に計算できるロット計算ツールをご用意しています。ぜひ、ゴールド(XAU/USD)のFX取引でのロット計算にお役立てください。
ゴールド取引の関連記事
ゴールド(XAU/USD)取引におけるロット計算の重要性
ロット数が損益に与える影響とは?
ゴールド(XAU/USD)取引では、ロット数が損益に直接影響します。 ロット数が増えるほど、わずかな価格変動でも損益が大きくなるため、リスク管理が重要です。
例えば、1ロット(100オンス)の取引で価格が1ドル動くと、損益は100ドルです。これが3ロットになると、損益は300ドルに増加します。
| ロット数 | 価格変動 | 損益 |
|---|---|---|
| 1ロット (100オンス) | $1 | $100 |
| 3ロット (300オンス) | $1 | $300 |
| 5ロット (500オンス) | $1 | $500 |
損切り幅と許容損失からロット数を決める
証拠金から「注文できるロット数」を調べたら、次は損切りした場合の金額を計算します。1ロット=100オンスなら、ロット数=許容損失額(USD)÷[損切りまでの価格差(USD/オンス)×100]です。
例えば、許容損失を100ドル、損切りまでの価格差を10ドルとすると、100÷(10×100)=0.1ロットです。この式は取引コストを含まないため、手数料などに充てる分は許容損失額から差し引いて考えます。
損切り注文も指定価格どおりに約定するとは限らないため、急な値動きによるずれも見込んで、余裕を持たせてください。(参考:MetaTrader 5公式ヘルプ:注文の仕組み)
レバレッジとリスク管理の関係
ゴールド価格が1オンス=4,000ドルの場合、レバレッジ500倍で1ロット(取引金額400,000ドル)を取引するために必要な証拠金は800ドルです。
ここで、口座の最大レバレッジを上げても、同じロット数・同じ値動きなら損益の大きさは変わりません。変わるのは必要証拠金です。少ない必要証拠金で注文できるからとロット数を増やすと、値動きによる損失も大きくなります。
証拠金維持率は、以下の計算式で求められます。
証拠金維持率=(有効証拠金÷必要証拠金)×100
有効証拠金・ロット数・ロスカット水準などが同じなら、必要証拠金が少ないほど証拠金維持率は高くなります。「最大レバレッジが高い=同じ取引でも損失が増える」とは考えず、保有する数量と、損切りまでの値幅を確認しましょう。

証拠金維持率は「海外FXのロット計算機」で簡単に調べられるので使ってみてください。
ゴールド(XAU/USD)ロット計算についてよくある質問





