ゴールド(XAUUSD)を日を跨いで持ち越すと、多くの場合スワップポイントがマイナスで差し引かれます。これは持っているだけでかかるコストで、長く持つほど効いてきます。
しかもこのスワップは、業者によってけっこう差があります。海外FX各社を横並びで比較できる最新の実測値を、毎日更新のスワップ一覧表にまとめました。
この記事では、ゴールドのスワップ一覧表に加えて、計算方法・付与のタイミング・どの業者が有利かまで、スワップで損しないための判断材料をそろえています。
ゴールド(XAUUSD)のスワップポイント一覧【リアルタイム更新】
海外FX各社のゴールド(XAUUSD)について、買いスワップと売りスワップを横並びで比較できる一覧です。気になる業者の保有コストを、その場で見比べられます。
| 業者名 | 買い | 売り | ||
|---|---|---|---|---|
| point/% | 円 | point/% | 円 | |
| BigBoss | -30.53pt | -4,964円 | 19pt | 3,089円 |
| -491.1pt | -7,985円 | 0pt | 0円 | |
| Titan FX | -55.45pt | -9,016円 | 11.01pt | 1,790円 |
| IC Markets | -56.38pt | -9,167円 | 38.44pt | 6,250円 |
| Axi | -58.3pt | -9,479円 | 38.7pt | 6,293円 |
| EBC | -58.48pt | -9,509円 | 23.9pt | 3,886円 |
| Milton Markets | -61.33pt | -9,972円 | 7.29pt | 1,185円 |
| Three Trader | -65.96pt | -10,725円 | 27.09pt | 4,405円 |
| -74.09pt | -12,047円 | 0pt | 0円 | |
| -76pt | -12,357円 | 17.16pt | 2,790円 | |
| Vantage | -78.75pt | -12,805円 | 27.09pt | 4,405円 |
| -80.12pt | -13,027円 | 28.51pt | 4,636円 | |
| -90.35pt | -14,691円 | 11.15pt | 1,813円 | |
| IS6FX | -114.94pt | -18,689円 | 24.42pt | 3,971円 |
| easy Markets | -12.5% | -22,736円 | 0.22% | 407円 |
スワップの値は日々変わるため、いつ見ても当日の最新値が並ぶように、この表は各社のゴールドのスワップポイントを毎日実測して更新しています。
ゴールドのスワップポイントの仕組みや計算方法、どの業者が有利かまで知りたい場合は、続きを読み進めてください。
海外FX各社のゴールドスワップ比較|どこが有利か
ゴールドのスワップは業者ごとの差が大きく、同じ取引でも保有コストが大きく変わってきます。
TR-MATEが毎日実測してきたデータの蓄積から、「どこのスワップが有利か」を実数つきで整理します。
実測データでわかる各社の傾向
ゴールドのスワップ約1年分のデータを業者ごとにならべると、傾向がはっきり出ます。
下の表は、2025年6月〜2026年6月に測った各社のゴールドの買い・売りスワップの中央値と、その値幅(最小〜最大)をまとめたものです。表示単位は各業者のものをそのまま使っています。
| 業者 | 買いスワップ | 売りスワップ | 買いの値幅 | 売りの値幅 |
|---|---|---|---|---|
| BigBoss | -30.6 | 19.1 | -31〜-30 | 19〜19 |
| ThreeTrader | -50.8 | 32.6 | -80〜-35 | 13〜46 |
| EBC | -54.9 | 25.3 | -158〜-30 | 18〜39 |
| TitanFX | -60.1 | 16.2 | -73〜-47 | 11〜23 |
| Axi | -63.0 | 34.2 | -67〜-45 | 21〜41 |
| Vantage | -67.0 | 35.4 | -182〜-46 | 19〜119 |
| HFM | -74.6 | 0.0 | -79〜-55 | 0〜0 |
| FXGT | -75.2 | 18.3 | -106〜-35 | 9〜43 |
| XS | -77.0 | 18.4 | -228〜-53 | 4〜40 |
| XM | -99.4 | 19.0 | -297〜-48 | 0〜23 |
| easyMarkets | -6.1 | 2.2 | -12〜-6 | -2〜3 |
| Exness | -535.7 | 0.0 | -2680〜-435 | 0〜0 |
※ easyMarketsは他社のおよそ1/10、Exnessはおよそ10倍のスケールで数値が表示されます。
※比較表は通常スワップの実測値です。スワップフリーを使えばこの負担を回避できます。
買いスワップは、どの業者でもマイナスが基本です。BigBossの-30.6が最も浅く、しかも値幅-31〜-30とほぼ動きません。通常口座でゴールドを買いで持つなら、保有コストを読みやすい業者です。
売りスワップ(プラスの受け取り)で見ると、Axiが中央値34.2、値幅21〜41と高い水準を安定して保っているのが目立ちます。ゴールド売りを中長期で持ち、プラスのスワップを受け取りたいなら、まず候補にしたい業者です。ThreeTrader(中央値32.6)も高水準です。
一方でVantageは中央値こそ35.4と最高ですが、値幅が19〜119と大きく上下します。受け取りは大きいものの、安定はしていません。
結局どこを選ぶ?持ち方で変わる
ここまでを踏まえると、選び方は「どう持つか」で分かれます。
- 買いで長く持つ・マイナススワップを避けたい場合 → マイナスの浅いBIGBOSS、またはゴールドをスワップフリーで持てる口座が候補(この記事後半のスワップフリー対応業者の章でくわしく解説)
- 売りでプラススワップを受け取りたい場合 → 高水準を安定して保つAxiが有力。最大値の大きさで選ぶならVantageだが、ブレは覚悟する
ゴールドは買いのマイナスが重い商品です。売りで受け取りを狙うのか、買いのコストを抑えるのか、自分の持ち方を先に決めてから業者を選ぶのが、遠回りに見えていちばんの近道になります。
ゴールド(XAUUSD)のスワップポイントとは?|マイナスが重い理由
そもそもスワップポイントが何なのか、なぜゴールドだとマイナスが大きくなりやすいのか。ここを押さえると、上の表に並んだ数字の意味がはっきり分かります。
スワップポイントの仕組み|2通貨の金利差で決まる
スワップポイントは、ポジションを翌日に持ち越したときに発生する金利の調整分です。
FXは2つの通貨を同時に売り買いする取引なので、その2通貨の金利差で受け取りになるか支払いになるかが決まります。金利の高いほうを買って低いほうを売れば受け取り、その逆なら支払い、というのが基本です。
仕組みと聞くと身構えるかもしれませんが、要は「金利の差をやり取りしているだけ」と思えば十分です。
買いスワップ・売りスワップの違いと表の見方
「買いスワップ」は買い(ロング)で持ち越したときの数値、「売りスワップ」は売り(ショート)で持ち越したときの数値です。同じ業者でも、買いと売りで金額も符号も変わります。
スワップは市場環境に応じて動きますが、業者ごとに「マイナスが大きめ」「プラスが出やすい」といった特色がある程度あります。同じゴールドでも、売りスワップがプラスの業者もあれば、買い・売りとも大きくマイナスの業者もあります。
表で最初に見るべきは、この買い・売りの2列です。マイナスが大きいほど持ち越しのコストが重く、プラスなら逆に受け取れる、という読み方になります。
なぜゴールド(XAUUSD)はマイナスが重いのか
ゴールドの買いを長く持つと、持ち続けるためのコスト(XAUUSDならドルの金利)がかかります。
ゴールド側にも貸し出して得られる金利(リースレート)はありますが、多くの場合はドルの調達コストのほうが大きく、その差が買いスワップのマイナスとして表れます。さらに業者ごとの手数料上乗せが加わり、マイナス幅が広がります。

ゴールドを長く持つなら、スワップコストは地味に効いてきます。だからこそ、次の章の計算方法まで押さえておく価値があります。
ゴールドのスワップポイントの計算方法と付与タイミング
スワップが1日いくらかかるのか、いつ引かれるのか。仕組みが分かると、上の表の数字を自分の取引量に置き換えて考えられます。
1ロット・0.1ロットの計算例|ポイントをドルに直す
ゴールドのスワップは「ポイント」で表示されることが多く、そのままでは金額になりません。実際にいくら引かれるかは、ポイントを金額(ドル)に直して計算します。
基本の式はこうです。
スワップ金額(ドル)= スワップポイント × 1ポイントあたりの価値 × ロット数
この「1ポイントあたりの価値」は、コントラクトサイズ(1ロットあたりのオンス数)に、1ポイントの値動き幅を掛けて求めます。
ゴールド(XAUUSD)は1ロット=100オンス、価格が小数点2桁なら1ポイント=0.01ドルの値動きが一般的です。この場合、1ポイントの価値は100オンス × 0.01ドル = 1ロットあたり1ドルになります。
ただしコントラクトサイズや小数点の桁数(ポイントの大きさ)は業者・口座で変わり、ポイントではなく%で表示する業者もあります。正確な値は各業者の仕様で確認してください。
仮に1ロットの買いスワップが-50ポイントだったとすると、以下のように計算できます。
- 1ロット:-50ポイント × 1ドル = -50ドル
- 0.1ロット:-5ドル(1ロットの10分の1)
- 1ロットを2日持ち越し:-100ドル
スワップはいつ発生する?水曜日の3倍に注意
スワップは、1日の区切り(ロールオーバー)をまたいでポジションを持ち越したときに発生します。ロールオーバーの時刻は、多くの場合、ニューヨーク時間の17時(サーバー時間0時)となっています。
スワップは平日は毎日徴収/付与されますが、多くの業者で水曜日だけ3日分のスワップがまとめて付く点には注意しなければなりません。日本時間だと木曜の早朝、だいたい朝6〜7時です。(業者により異なる)

なぜ3倍になるかというと、これは市場が休みの土日の分を平日にまとめて反映させるためです。
ゴールドは買いのマイナスが重いので、スワップが地味に効きます。スワップ付与のタイミング、特に3倍デーは頭に入れておいて損はありません。
ゴールドのスワップフリー対応業者と選び方
ゴールドはスワップポイントが大きい商品なので、スワップを気にしたくない方にはスワップフリーがおすすめです。ここではゴールドをスワップフリーで扱える業者と、見落としがちな注意点を整理します。
スワップフリー適用期間で選ぶ|長く持つならどこ?
ゴールドのマイナスを避けたいなら、スワップフリーは一番わかりやすい選択肢です。上の一覧表で(F)マークが付いている業者が、ゴールドをスワップフリーで持てる口座を用意しています。
ゴールドを長く持つかどうかで、選ぶ業者は変わります。決め手は「スワップフリーが効く期間」です。
- XMのKIWAMI極口座:金・銀が対象で、期間は無期限。長期保有に向く
- Exness:全口座でスワップフリーが標準。対象銘柄も多い
- HFM:適用期間45日と比較的長く、計画を立てやすい
- FXGT・XS.com:適用期間が数日〜10日ほどと短く、長期保有には不向き
ゴールドを買いで長く持つつもりなら、無期限のXM KIWAMIや、標準で使えるExnessあたりが現実的だと思います。各社の条件・期間・対象銘柄のくわしい比較は、スワップフリー専用の記事にまとめています。
スワップフリーの注意点|解除されることもある
便利なスワップフリーですが、無条件のタダではありません。スワップフリーは業者がスワップ分を肩代わりしている仕組みで、業者に過度に負担をかけるとスワップフリーを外されることもあります。
- 適用期間を過ぎると、通常のマイナススワップに戻る
- 大きすぎるロットや両建てなどで「悪用」と判断されると、解除されることがある
- 対象銘柄や条件は業者ごとに違い、変更されることもある
くわしい解除ルールや業者ごとの条件は、スワップフリーの比較記事をあわせて読んでみてください。

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FAQ
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