TR-MATEでは、海外FX業者の公称値だけでなく、MT4・MT5の実口座から独自に取得したデータを掲載しています。
このページでは、スプレッドやスワップポイントの取得方法、平均値・取引コストの算出方法、更新頻度、欠損データの扱いについて説明します。
TR-MATEが独自に収集しているデータ
TR-MATEでは、50台以上のMetaTraderを使用し、複数の海外FX業者・口座タイプのデータを収集しています。
主に収集しているのは、次のデータです。
- 各ブローカーのMT4・MT5から取得したBid・Ask価格
- BidとAskの差から算出したスプレッド
- 直近24時間の平均Bid・平均Ask
- 買いスワップ・売りスワップ
- 取得時刻
- 対象シンボル
- ブローカー・口座タイプの識別情報
- EA側で保存する価格・スワップのCSVログ
掲載しているスプレッドとスワップポイントは、ブローカーの公式サイトに掲載された最小値や参考値を転載したものではありません。TR-MATEが稼働させているMT4・MT5の実口座から取得したデータです。
なお、データを取得するブローカー、口座タイプ、対象銘柄は、各社のサービス変更や計測環境に応じて追加・変更する場合があります。
データの収集環境
データの取得には、各海外FX業者のMT4・MT5実口座を使用しています。
各ターミナルに設置したEAが、Bid・Ask価格、スワップポイント、対象シンボル、取得時刻などの情報を収集し、TR-MATEのデータベースへ送信します。
EAは、各ブローカーの取引サーバー時刻を基準に動作します。そのため、サーバー時刻や取引時間はブローカーによって異なる場合があります。
取得した価格とスワップのデータは、EA側のローカル環境にもCSVログとして保存しています。
スプレッドの計測・算出方法
現在スプレッドは1分ごとに取得
各口座のBid・Ask価格は、通常1分ごとに取得します。
現在スプレッドは、同じ時点で取得したAsk価格からBid価格を引いて算出します。
現在スプレッド = Ask価格 − Bid価格
スプレッドは相場状況や流動性によって変動するため、比較表に表示される現在値は、常に固定された取引条件ではありません。
平均スプレッドは直近24時間の有効データから算出
TR-MATEでは、1分ごとに取得したBid・Ask価格を保持し、直近24時間の有効なサンプルから平均Bidと平均Askを算出しています。
平均スプレッドは、平均Askから平均Bidを引いて算出します。
平均スプレッド = 平均Ask − 平均Bid
直近24時間の平均値は30分ごとに送信・更新されます。
取引時間外や日本時間早朝など、流動性が著しく低下する時間帯のデータは取得をスキップし、平均値の計算対象には含めません。
そのため、TR-MATEの平均スプレッドは、暦上の24時間すべてを単純平均した数値ではなく、直近24時間に取得できた有効な取引時間帯の平均値です。
取引手数料を含む総取引コスト
スプレッドとは別に取引手数料が発生する口座では、スプレッドだけを比較すると実際の取引コストを正確に判断できません。
TR-MATEでは、計測したスプレッドを1ロット分の金額へ換算し、口座タイプごとに設定された往復取引手数料を加算しています。
総取引コスト = 1ロット分のスプレッドコスト + 往復取引手数料
銘柄によって契約サイズ、価格の桁数、1ポイントあたりの価値が異なるため、それぞれの銘柄仕様に合わせて換算します。
取引時間外・通信切断時の扱い
次の状況では、価格の取得、平均値の計算対象への追加、CSV出力をスキップします。
- 対象銘柄の取引時間外
- 日本時間早朝など、流動性が著しく低下する時間帯
- MT4・MT5が価格を正常に取得できない場合
- 必要なBid・Ask情報が不足している場合
通信上の理由でデータ送信に失敗した場合は、再送信を行います。
スワップポイントの取得・円換算方法
スワップポイントは1日1回取得
買いスワップと売りスワップは、各ブローカーのMT4・MT5から1日1回取得します。
取得したスワップ値は、対象シンボル、ブローカー、口座タイプなどの識別情報とあわせて保存します。
1ロット・1日あたりの円額へ統一
スワップポイントの表示方法はブローカーや銘柄によって異なります。
主な表示方式には、次のような違いがあります。
- ポイント建て
- パーセント建て
- 口座通貨・決済通貨などの通貨建て
TR-MATEでは、異なる方式のスワップを比較できるように、原則として「1ロットを1日保有した場合の円額」へ換算しています。
ポイント建ての場合は、ポイントの価格幅、契約サイズ、通貨換算レートを使用して円換算します。
パーセント建ての場合は、年率と現在価格から1日分の金額を計算したうえで、契約サイズと通貨換算レートを掛けて円換算します。
1日分のスワップ = 年率(%)× 現在価格 ÷ 360
業者・銘柄ごとの価格桁数、契約サイズ、表示単位などの違いについても、個別の換算係数を設定しています。
円換算に使用する為替レート
円換算に必要な価格と為替レートは、内部REST APIから取得したBid値を使用します。取得したレートは60秒間キャッシュします。
USD建ての銘柄は、原則としてUSDJPYのBid値を掛けて日本円へ換算します。
日経225などの円建て銘柄は、換算係数を1として計算します。
メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドなどのクロス通貨は、通貨ペアに応じて次のような方法で円換算します。
- USDJPY ÷ 対象通貨ペアのレート
- EURJPY ÷ 対象通貨ペアのレート
換算に必要な価格や為替レートを取得できない場合は円換算を行わず、比較表では「—」と表示します。
3倍デーとスワップフリーの扱い
MT4・MT5から取得したスワップ値をもとに換算するため、取得値に3日分のスワップが反映されている場合は、円換算結果にも3日分の金額が反映されます。
スワップフリーに対応している業者・口座は、比較表内で「F」マークを表示します。
スワップフリーの対象銘柄、適用期間、利用条件はブローカーや口座タイプによって異なります。実際にポジションを保有する前に、各ブローカーの最新条件もご確認ください。
欠損値・異常データの扱い
受信したデータに対象シンボル、Ask価格、Bid価格のいずれかが欠けている場合は、エラーログを出力し、データベースを更新しません。
すでに正常なデータが保存されている場合は、直前に取得した値が一時的に残ることがあります。
また、スワップの円換算に必要な価格や為替レートを取得できない場合は、推測値や前回の換算額で補完せず、比較表に「—」と表示します。
相場の急変時や流動性が低い時間帯には、一時的にスプレッドが大きく広がる場合があります。比較表の現在値だけでなく、直近24時間の平均値もあわせてご確認ください。
データを比較するときの注意点
TR-MATEのデータを利用するときは、次の点にご注意ください。
- スプレッドは相場状況や時間帯によって変動します。
- 平均スプレッドは、直近24時間に取得した有効なサンプルをもとに算出しています。
- 取引時間外や流動性が著しく低下する時間帯は、平均値の対象外です。
- スプレッドとは別に取引手数料が発生する口座があります。
- スワップの表示単位や契約サイズは業者・銘柄によって異なります。
- スワップを比較する場合は、ポイントや%の生値ではなく、1ロット・1日あたりの換算額をご確認ください。
- 3倍デーやスワップフリーの適用条件によって、実際の受取額・支払額が変わる場合があります。
- 為替レートや対象銘柄の価格変動により、実際の円換算額と表示値に差が生じる場合があります。
- 通信状況などにより、直前に正常取得した値が一時的に表示される場合があります。
掲載データは、ブローカーや口座タイプを比較するための参考情報です。実際に取引する際は、取引画面に表示される最新の価格、スワップ、手数料、契約条件をご確認ください。
データの標準更新頻度
| 対象データ | 内容 | 標準更新頻度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Bid・Ask価格 | MT4・MT5実口座から取得する対象銘柄のBid・Ask価格 | 1分ごと | 取引時間外・流動性低下時間帯は取得をスキップ |
| 現在スプレッド | Bid・Ask価格から算出するAsk-Bid | 1分ごと | Bid・Askの取得時に算出 |
| Bid・Askの24時間平均値 | 直近24時間の有効な1分サンプルから算出した平均Bid・平均Ask | 30分ごと | 平均値を送信・更新 |
| 平均スプレッド | 平均Askから平均Bidを引いて算出したスプレッド | 30分ごと | 取引時間外・流動性低下時間帯は平均対象外 |
| 買いスワップ | 買いポジションに設定されたスワップ値 | 1日1回 | 比較表では1ロット・1日あたりの円額へ換算 |
| 売りスワップ | 売りポジションに設定されたスワップ値 | 1日1回 | 取得値に3日分が反映されている場合は換算結果にも反映 |
| スワップの円換算額 | 異なる単位のスワップを1ロット・1日あたりの円額へ換算 | 比較表の表示時 | 円換算レートは内部APIから取得し60秒間キャッシュ |
| 対象シンボル・識別情報 | 対象銘柄、ブローカー、口座タイプを示す情報 | データ送信時 | 価格・スワップデータと対応付けて保存 |
| 価格CSVログ | Bid・Ask・スプレッドなどの取得記録 | 通常1分ごと | EA側のローカルファイルへ保存 |
| スワップCSVログ | 買い・売りスワップなどの取得記録 | 1日1回 | スワップ取得時の値を保存 |
計測方法・掲載内容の変更について
ブローカーによる銘柄仕様、口座タイプ、取引プラットフォームの変更などに応じて、計測対象や換算方法を変更する場合があります。
計測方法や比較結果に大きく影響する変更を行った場合は、このページまたは各比較ページに変更内容を追記します。
データの不具合や掲載内容についてお気づきの点がある場合は、お問い合わせページよりご連絡ください。
