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コピートレードAI研究所│AIが毎日トレーダーを分析

海外FXゼロカット完全ガイド|追証なしの仕組みと業者比較

2025 11/06
海外FXの知識
2025-11-06
YUKI KIKUCHI

海外FXのゼロカットシステムは、口座残高がマイナスになった場合でも、自動的に0に戻り、追加の証拠金(追証)を求められることがない制度です。

たとえば10万円を入金してトレードし、急激な相場変動で15万円の損失が発生しても、マイナス5万円を支払う必要はありません。口座残高は0円にリセットされ、損失は入金した10万円までに限定されます。

本記事では、ゼロカットシステムについて以下の内容を詳しく解説しています。

海外FXのゼロカットを完全理解
  • ゼロカットの仕組みと発動タイミング
  • メリットとデメリット/注意点
  • 海外FXがゼロカット有りの理由
  • 不正利用とみなされるケースと罰則
  • ゼロカット採用おすすめ海外FX業者
目次

海外FXのゼロカットシステムとは?

海外fxのゼロカットイメージ画像

海外FXのゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わず口座残高を超える損失が発生した場合、FX業者がその損失を補填し、口座残高をゼロに戻す制度です。これにより、追証(追加証拠金)の発生がなく、トレーダーが借金を負うリスクがないため、投資家保護の一環として機能します。

ここでは、ゼロカットシステムを初めて知る方のために、その概要を詳しく解説します。

ゼロカットシステムの基本的な仕組み

ゼロカットシステムは、トレーダーの損失が入金額を超えた場合に発動します。具体例で見てみましょう。

ケース1:10万円入金して15万円の損失が発生

  • 国内FX:口座残高-5万円 → 追加で5万円の支払い義務
  • 海外FX(ゼロカット):口座残高0円 → 追加支払いなし、損失は10万円まで

ケース2:50万円入金して80万円の損失が発生

  • 国内FX:口座残高-30万円 → 追加で30万円の支払い義務
  • 海外FX(ゼロカット):口座残高0円 → 追加支払いなし、損失は50万円まで

このように、ゼロカットシステムがあれば、どれだけ大きな損失が出ても、実際の損失は入金額までに限定されます。

ゼロカットとロスカット、マージンコールの違い

FX取引では、損失を防ぐために3段階の安全装置が用意されています。

段階名称証拠金維持率の目安内容
第1段階マージンコール50%〜100%警告通知が届く。追加入金やポジション縮小を検討するタイミング
第2段階ロスカット(強制決済)20%〜50%保有ポジションが自動的に強制決済される
第3段階ゼロカット0%以下(マイナス残高)口座のマイナス残高を0にリセット ※海外FXのみ
表:証拠金維持率による3段階の投資家保護システム

マージンコールは、証拠金維持率が一定水準を下回ったときに発せられる警告です。「このままではロスカットされる可能性があります」という事前通知であり、トレーダーに対応を促します。

ロスカットは、証拠金維持率が各FX業者の設定値を下回った際に保有ポジションを強制的に決済する制度です。トレーダーの資金保護を目的として、海外FX・国内FXの両方で採用されています。

つまり、口座残高が全て失われる前に行われるのがロスカットで、口座残高が0を下回った後に行われるのがゼロカットということです。

ロスカットが間に合わないケースとは?

通常、ロスカットは損失が拡大する前に発動しますが、以下のような状況では間に合わないことがあります。

  • 重要な経済指標の発表時(米国雇用統計、FOMC政策金利発表など)
  • 週末を跨いだ窓開け(金曜終値と月曜始値に大きな価格差)
  • 突発的な地政学リスク(テロ、戦争、政変など)
  • 中央銀行の予想外の政策変更
  • 取引量が極端に少ない時間帯

このような急激な相場変動時、システムの処理が追いつかず、ロスカットの執行が遅れて口座残高がマイナスになることがあります。この時にゼロカットが最後の砦として機能します。

ゼロカットのタイミング|いつ、どのように発動するの?

FX取引では、一定の証拠金維持率を下回ると強制ロスカットになりますが、万が一、ロスカットが間に合わなかった場合、口座の残高がマイナスとなります。その際にゼロカット(ゼロに戻る)タイミングは各FX業者で違います。

海外FX各社のゼロカット発動タイミング

海外FX各社のゼロカットが反映される(口座残高がリセットされる)タイミングを一覧表にまとめました。

業者名ゼロカット反映までの時間
AXIORY1営業日以内に自動リセット
easy
Markets
1営業日前後で自動リセット
EXNESS即時自動執行
HFM1~数時間
入金で即リセット
iFOREX即リセット
IS6FX24時間以内に自動リセット
Milton
Markets
1営業日以内に自動リセット
サポートに連絡で即リセット
MYFX
Markets
サポートに連絡し、
提示額を入金でリセット
TitanFX翌日(日本時間午前7時ごろ)
Tradeview追加入金で即リセット
XMTrading数分~数日後に自動リセット
追加入金、資金移動で即リセット

このように、一定時間が経てば自動的にゼロカットされる業者もあれば、連絡や追加入金が必要な業者もあります。

マイナス残高があるうちに入金すると、マイナス残高と入金額で相殺されてしまう場合もあるので、事前に確認してから入金してください。

ゼロカット発動までの流れ

ゼロカット発動までの大まかな流れは、以下の通りです。

STEP
ロスカットが間に合わない事態が発生

急な価格変動などで、本来作動するはずのロスカットが間に合わず、有効証拠金が無くなり残高がマイナスの状態になります。

ロスカットが発生しない場合の例-急な相場変動
有効証拠金が消費される順序

有効証拠金とは「残高・ボーナスクレジット・含み益/含み損」の合計金額です。

ボーナスの種類やクッション機能の有無によって異なりますが、まず残高から消費され、その後ボーナスが消費されます。

口座残高とボーナスが0になっても、同一口座内で含み益のあるポジションがあれば、ゼロカットは発動されません。

STEP
マイナス残高の状態で決済される

保有していたポジションは、マイナス残高になった後に決済されるので、決済後の口座にはマイナス残高が表示されます。

海外FXのゼロカット-ロスカット直後の口座にはマイナス残高が表示される
STEP
ゼロカット後、口座残高は0となり追証は発生しない

ゼロカットが執行されると、口座内のマイナス残高は全てリセットされ0に戻るので、トレーダーが追証を入金する必要はありません。

海外FXのゼロカット-ゼロカット後はマイナス残高が帳消しになり、口座残高はゼロに戻る

ボーナスバナー202512

ゼロカットシステムのメリットとデメリット

一見、追証の義務が免除されるゼロカットシステムはメリットばかりのように見えますが、追証がないことで生じるデメリットもあります。

ゼロカットのメリット・デメリットを正しく理解しておきましょう。

ゼロカットのメリット

メリット
  • 追証なしなので、借金の心配がいらない
  • 高いレバレッジを使った大胆な取引が可能

追証が発生しないので、借金の心配がいらない

ゼロカットの最大のメリットは、追証が発生しないため、入金額を超える損失が発生せず、借金を抱えるリスクがないという点です。

たとえロスカットが間に合わずマイナス残高になっても、トレーダーの実際の損失は入金した金額までにとどまります。

ハイレバを利用した大胆な取引が可能

最大損失額が予め把握できるため、精神的に安定して大胆な取引ができるという点も大きなメリットです。

海外FXでは数千倍のレバレッジを利用したハイリスク・ハイリターンな取引に挑戦できるのも、ゼロカットによって損失が限定されているからこそです。

ボーナスとの相性が抜群

多くの海外FX業者は、新規口座開設時に取引資金として使えるボーナスを提供しています。このボーナスとゼロカットを組み合わせることで、実質的にリスクゼロでトレードを始めることができます。

ボーナス活用の具体例
  • 口座開設ボーナス:15,000円
  • 自己資金の入金:0円
  • 取引結果が損失:自己資金の損失0円
  • 取引結果が利益:そのまま利益を出金可能

つまり、ボーナスのみでトレードすれば、たとえゼロカットが発動しても自己資金は1円も失わず、成功すれば利益だけを得られるということです。

初心者の方や、まずは海外FXを試してみたい方にとって、ボーナス + ゼロカットの組み合わせは非常に有効な戦略と言えます。

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海外FXボーナス一覧!毎日更新キャンペーン情報【2025年最新】 海外FXボーナス完全比較ガイド!最新キャンペーン情報と実体験レビュー付き。口座開設ボーナス最大15,000円、入金ボーナス100%超えなど最新情報を随時更新。出金実績・安全性確認済みの優良業者のみを厳選し活用方法も詳しく解説。

ゼロカットのデメリット

デメリット
  • 資金管理が雑になりやすい
  • マイナス残高はFX業者が負担する

資金管理が雑になりやすい

ゼロカットシステムにより損失が入金額までに限定されることで、安心感から資金管理が甘くなる可能性があります。

「どうせゼロカットがあるから大丈夫」という考えで、杜撰なロット管理のギャンブル的な取引が習慣化するとトレードスキルの向上が見込めません。

ゼロカットは最後の安全装置であり、これに頼ることを前提とした取引は避けるべきです。適切な損切り設定や資金管理を心がけ、ゼロカットが発動しないようなトレードを目指しましょう。

マイナス残高はFX業者が負担している

ゼロカットは、トレーダーの損失をFX業者が負担する制度なので、場合によってはFX業者の経営に大きなダメージを与える可能性もあります。

もしもFX業者が破綻するような事態になれば、追証なしのメリットどころではなくなり、保有ポジションは全て強制決済され、入金や出金もできなくなるリスクがあります。

ゼロカットシステムを頼りにせず、できるだけゼロカットが発動しないように、しっかりと資金管理を心がけましょう。

資金管理におすすめのツール

  • 何ロットなら安全?ロット計算機
  • どこで強制決済される?ロスカット計算ツール
  • 今何倍?いくら必要?実効レバレッジ計算機

ゼロカットシステムの注意点と罠|ルールと不正利用

ゼロカットシステムは、業者ごとにルールや仕様が違うので、知らず知らずのうちに、思わぬ罠に引っかかることがあります。

場合によっては、資金を失ったり、ゼロカットの悪用とみなされることがあるので、以下の3点に気を付けて、取引に臨みましょう。

  • ゼロカット執行前の入金
  • 複数口座がある場合のゼロカット
  • ゼロカットを悪用すると罰則の対象となる

マイナス残高がある状態で追加入金すると入金額が減る可能性あり

マイナス残高がある時(ゼロカット未反映時)に追加入金をした場合の対応は業者によって異なり、口座のマイナス分が追加の入金額から引かれてしまう業者もあります。

例えば、業者Aでは追加入金と同時にゼロカットが発動し、入金額がそのまま口座に反映される一方、業者Bでは、入金額からマイナス残高を差し引いた金額が反映されます。

追加
入金額
入金後の
口座残高
損失額
業者A10万円10万円0
業者B10万円8万円-2万円
マイナス残高2万円の口座に10万円を入金する例

入金時にゼロカットが執行されない場合、入金額が減ってしまいます。システム上の罠にかからないよう、マイナス残高があるときは、業者に確認してから入金しましょう。

複数口座がある場合のゼロカット

例えば、1つの業者で複数口座を運用しているとして、口座Aでマイナス残高が発生し、口座Bに残高がある場合はどうでしょう?この場合の挙動も業者によります。

多くの業者では、口座はそれぞれ独立しているため、1つの口座でマイナス残高が出ても他の口座に影響しません。

ただし、一部業者では、口座Aのマイナス分が口座Bの残高から相殺されるようになっています。

事前確認すべき3つのポイント

予め、利用する業者のゼロカット規則を確認し、以下の点を把握しておきましょう。

  • どのタイミングでゼロカットが執行されるか
  • マイナス残高がある時に入金しても大丈夫か
  • 他の口座への影響はないか

ゼロカットを悪用したトレードは罰則の対象となる

ゼロカットを利用した不正取引には、「口座を跨いだ両建て」と「窓埋めトレード」があります。

意図せずともこれらの手法を行ってしまうと、ゼロカットを悪用していると見做され、場合によっては口座凍結や利益没収等の厳しい措置が取られることもあります。

業者によって、禁止されている取引手法やゼロカットの悪用だと見做される基準は異なるので、十分に注意しましょう。

口座を跨いだ両建てについて

口座を跨いだ両建てとは、口座Aで買いポジションを持ち、口座Bで売りポジションを持つことです。

「同一業者内の複数口座での両建て」及び「複数業者間での両建て」がこの手法に当たります。

口座Aの買いポジションがどれだけ大きな損失を出しても、ゼロカットがあるお陰で損失は入金額のみに抑えられますが、一方口座Bでは大きな利益が出ているわけなので、総合すると、損失を大きく超えた利益が獲得できるということです。

誰もが皆この手法を利用してしまうと、業者の負担ばかりが大きくなってしまうため、ゼロカット不正利用として禁止されています。

窓埋めトレードについて

FX市場が休みの土日に、ボラティリティに影響を与える出来事が起こると、金曜日の終値と月曜日の始値のチャートに大きな「窓」が開くことがあります。

窓が開いた後の相場は、この窓を埋める方向に動きがちです。窓埋めトレードとは、この現象を利用した勝率の高い手法です。

すべての業者でこの手法が禁止されているわけではありませんが、週明けの窓ばかりを狙って取引する行為を、ゼロカットの悪用だと判断されるケースもあるのでご注意ください。

ゼロカットシステムは正当に利用すれば非常に有益な制度ですが、意図的な悪用は厳しく罰せられます。健全なトレードを心がけましょう。

なぜ海外FXはゼロカットを採用し、国内FXは採用できないのか?

なぜ海外FXがゼロカットシステムを採用しているのか、逆に国内FXはなぜゼロカットを採用できないのか解説します。

海外FXがゼロカットを採用している理由

海外FXがゼロカットシステムを採用している主な理由は以下の4つです。

1.国によってはゼロカットが義務だから

追証ありが当たり前になっている日本国内FXとは逆に、世界では追証なしの方がスタンダードです。

例えば、欧州証券市場監督局(ESMA)では、EUの投資家保護のため、ゼロカットをブローカーに義務付けています。

主要国・地域のゼロカット状況
  • EU圏:ESMAにより義務化
  • イギリス:FCAの規制でゼロカット推奨
  • オーストラリア:ASICの規制で実質的に必須
  • 日本:金融商品取引法で禁止

海外FX業者の多くは、これらの地域のライセンスを取得しているため、ゼロカットの導入が必須または推奨されています。

2.国外からの追証回収が困難だから

国内FXの顧客とは異なり、海外FXの顧客は世界各国に点在しています。

それらの顧客に追証を請求して、万一支払い拒否をされた場合、海外FXは各国の法律に則った対応をしたり、裁判を行うことになります。

  • 各国の法制度の違い
  • 言語の壁
  • 訴訟コストの高さ
  • 時間と労力の負担
  • 国際的な債権回収の複雑さ

実際問題として、これでは余計な時間もお金も労力もかかってしまうため、いっそ全てゼロカットにしてしまおう、と割り切った判断をしていると言えます。

3.顧客獲得に繋がるから

例えば、日本の多くのトレーダーは、国内FXの「低レバレッジ+追証あり」というシステムに慣れています。

そこに、「ハイレバレッジ+追証なし」という魅力的な条件を提示すれば、たくさんの新規顧客獲得が見込めるでしょう。

4.スプレッド収益でゼロカット損失をカバーできるから

海外FX業者は、トレーダーの取引ごとに発生するスプレッド(売値と買値の差)から安定した収益を得ています。

ゼロカットの導入により、トレーダーは安心して取引量を増やすため、業者のスプレッド収益も増加します。結果として、一部のトレーダーに発生したゼロカット損失を、全体の取引量増加による収益でカバーできる仕組みです。

国内FXがゼロカットを採用できない理由

国内FXがゼロカットシステムを採用しない主な理由は2つ考えられます。

1.金融商品取引法で禁止されているから

日本国内では、そもそも「金融商品取引法」でゼロカット(損失補填)が禁止されています。

そのため、日本の金融庁で金融ライセンスを取得しているFX業者は、顧客に対してゼロカットを行うことができません。

金融商品取引法 第39条(損失補填等の禁止)

金融商品取引業者等は、有価証券の売買その他の取引等につき、顧客に対し、次に掲げる行為をしてはならない。

  1. 顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供する行為
  2. 顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供する旨を約束する行為

参考:損失補塡等の禁止【e-Gov法令検索】

2.最大レバレッジが25倍で低いから

国内FXの最大レバレッジは、25倍に制限されています。

低レバレッジでの取引では、大きく値が飛んでも、基本的にマイナス残高になる(ロスカットが間に合わない)という事態は発生しにくいです。

ハイレバ取引ができるハイリスクハイリターンの海外FXとは異なり、国内FXではそもそもゼロカットの必要性があまりない取引システムが整備されています。

参考:投資者保護のための主なルール【金融庁】

国内FXと海外FXの規制の考え方の違い

日本の規制の考え方
  • レバレッジを制限することでリスク自体を抑える
  • 追証により、トレーダーに慎重な取引を促す
  • 業者の経営安定性を確保
海外FXの規制の考え方
  • レバレッジは制限しない(トレーダーの自己責任)
  • ゼロカットで最悪の事態(借金)を防ぐ
  • トレーダーの選択肢を広げる

どちらが優れているかではなく、規制の思想が異なるということです。


過去のゼロカットの例・追証に関する各業者の対応

「どんなに大きなマイナス残高でも、本当にゼロカットされるの?」という疑問を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。

結論から言うと多くの海外FX業者はゼロカットでマイナス残高を0にし、顧客に追証の支払いを求めません。

ここでは、2015年1月15日に起こったスイスフランショックという歴史的な為替相場の急変動時に各社がどう対応したかを例に挙げてご紹介します。

スイスフランショックの概要

スイスフランショックとは、スイス国立銀行が政策変更を行ったことによって引き起こされた、外国為替相場における歴史的な事件です。

この出来事によって、スイスフランはわずか20分ほどの間に、本来の1.20CHFから0.85CHF(対ユーロ)まで暴騰しました。

あまりに急激な相場変動だったため、各業者のロスカット及び逆指値は正常に機能しませんでした。

なお、ゼロカットのない国内FXでは、多額の追証を求められた結果、借金を負ったり破産したトレーダーもいます。

XMのゼロカットに関する声明文

XMは、スイスフランショックの際に、ゼロカットが正常に発動し、顧客は追証なしとなることを発表しました。

スイスフランショック時のXMのゼロカット・追証に関する声明文

スイス国立銀行がEUR/CHFの上限撤廃を決定したことによって引き起こされた最近の市場での非常に大きな値動きによって、XMはスイス国立銀行による大混乱の影響は受けていないことをお客様に保証致します。

XMTradingは常にマイナス残高の自動的な保護を提供していることをお客様に再度ご案内申し上げます。

XMTradingは、この度のEURCHF通貨ペアの異例な値動き等の混乱時には、特にお客様に対する当社の忠誠心の現れとして、こちらのマイナス残高の自動的な保護を継続していく所存です。

先週中にマイナス口座残高が発生した全てのお客様は、当社の評判と強みへのお約束を果たす為に、マイナス残高が起こりうる他のケース同様に、マイナス残高は既にリセットされています。

(「重要なお知らせ – CHFに関する更新」より抜粋)

当時はこの声明文に助けられたトレーダーも多くいました。

easyMarketsのゼロカットに関する声明文

easyMarketsも同様にスイスフランショックに際して、ゼロカットが発動し、顧客が追証の支払い義務を受けなかったことを発表しました。

easyMarketsのスイスフランショックに関する声明

スイス国立銀行(SNB)の木曜日の発表によって3年に及んだスイスフラン(CHF)への制限が終了し、この通貨の価格が急上昇して多くのブローカーとそのクライアントたちが大きな損失を被りました。

easyMarketsには強力なリスク管理システムがあったために影響を受けず、クライアントの皆様の安全もストップロス保証と負の残高保護によって確保されました。easy-forexでは安心して通常どおりに取引をしていただける事をクライアントの皆様に保証し、資金の保護や監督機関の規制を完全に遵守する事を含む数多くの対策を通じてクライアントの皆様の安全を確保する事にコミットし続けます。

ストップロス保証と、負の残高保護、リクオートが無い事、そして専門家チームによる完全なサポートによって、クライアントの皆様には安心して思う存分取引していただけます。事実、easyMarketsはCHFが含まれたペアでの取引を最も早く再開したブローカーの1つで、この通貨でのポジティブな取引活動を観察しています。

(「クライアントのスイスフランショックについて」より抜粋)

信頼性の高い業者は不測の事態でも、ゼロカットをしっかり執行しています。


ゼロカット規約を反故にし顧客へ追証の支払いを求めた海外FX業者もいる

一方で、本来の責任を逃れてユーザーに不利益を被らせる悪徳業者が存在することも事実です。

スイスフランショック時に多くの海外FX業者がゼロカットを行った中、一部の業者はゼロカットを突然廃止し、一気に顧客の信頼を失う形になりました。

過去事例として元々ゼロカットを採用していたにも関わらず、「今回は想定の範囲外だからゼロカットは不可能」と顧客に追証を求めた業者もあることを知っておいてください。

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安全性と信頼性で選ぶ海外FX業者|ライセンスや判断基準も解説 海外FXを利用する上で、重視すべきポイントが安全性・信頼性。いくら取引条件が良かったり、ボーナスが豪華でも出金拒否にあったり、業者が破綻しては意味がありません。この記事では業者選びの参考となるよう各業者の情報や選び方をまとめています。

ゼロカット採用のおすすめ海外FX業者3選

ゼロカットシステムは多くの海外FX業者が採用していますが、発動タイミングや信頼性、取引条件には大きな差があります。

ここでは、ゼロカットの実績が確かで、取引環境も優れている海外FX業者を3社厳選してご紹介します。

おすすめ業者の比較表

業者名ゼロカット発動最大レバレッジロスカット水準ボーナススイスフランショック時の対応
XM Trading数分〜数日で自動、入金で即時1,000倍20%口座開設/入金ボーナス全額補填 実績あり
HFM24時間以内に自動2,000倍20%入金ボーナス全額補填 実績あり
Exness即時自動執行無制限0%なし全額補填

1. XM Trading(エックスエム)

XM-公式サイト

日本人トレーダーから最も支持される老舗業者

XM Tradingは、2009年から運営している海外FX業者の中でも特に日本人トレーダーからの信頼が厚い業者です。「口座開設ボーナス」と「入金ボーナス」を常時開催しています。

XM Tradingの主なスペック

  • 最大レバレッジ: 1,000倍
  • ロスカット水準: 証拠金維持率20%
  • マージンコール: 証拠金維持率50%
  • スプレッド: 標準的(1.6pips〜)
  • 取引銘柄: FX通貨ペア、貴金属、株価指数、仮想通貨など
  • ボーナス: 口座開設ボーナス13,000円、入金ボーナス最大10,500ドル

XMTradingのゼロカットの特徴

発動タイミング
  • 基本:数分〜数日で自動リセット
  • 入金時:即座にリセット
  • 資金移動時:即座にリセット
ゼロカット適用条件
  • 有効証拠金がマイナスであること
  • 含み益のポジションがないこと
  • ボーナス残高を含めた有効証拠金がマイナスであること
XMTRADINGのゼロカット公式声明

XMTrading(エックスエム)では、急激な価格変動などで取引口座の有効証拠金を上回る損失が発生した場合でも、お客様へ追証の請求を行わない「ゼロカット」(マイナス残高のリセット)を採用しています。これにより、お客様は入金額以上の損失リスクを一切負わずに、安心してトレードを行うことが可能です。

XM Tradingがおすすめの理由

  1. スイスフランショックでの確かな実績 2015年のスイスフランショック時、多くの業者がゼロカット不履行となる中、XMは全顧客に対してゼロカットを完全実行した実績があります。
  2. 豊富なボーナスでリスクゼロから始められる 13,000円の口座開設ボーナスを使えば、自己資金なしでゼロカットの恩恵を受けながらトレードを開始できます。
  3. 日本語サポートが充実 24時間日本語ライブチャットに対応しており、ゼロカットに関する疑問もすぐに解決できます。
  4. 安定した入出金 XMTRADINGは海外FXの中でも入出金が安定しており、出金の際も銀行送金や仮想通貨で迅速に出金されている実績があります。

こんな人におすすめ

  • 海外FX初心者で信頼できる業者を探している
  • ボーナスを活用してリスクを最小限にしたい
  • 日本語サポートが充実している業者が良い

XM Tradingについて詳しくは、XM Tradingの評価・レビュー記事をご覧ください。


2. HFM(エイチエフエム)

HFM-公式Top

最大2,000倍のハイレバ環境でゼロカット完備

HFM(旧HotForex)は、2010年から運営する実績ある海外FX業者で、世界中で300万以上の口座が開設されています。20%常時入金ボーナスに加え、毎月100%入金ボーナスを期間限定で開催しています。

HFMの主なスペック

  • 最大レバレッジ: 2,000倍
  • ロスカット水準: 証拠金維持率20%(クリプト口座は0%)
  • マージンコール: 証拠金維持率50%
  • スプレッド: 狭い(0.0pips〜) ※ゼロ口座
  • 取引銘柄: FX通貨ペア、貴金属、エネルギー、株価指数、仮想通貨など
  • ボーナス: 入金ボーナス最大75万円

HFMのゼロカットの特徴

ゼロカット発動タイミング
  • 基本:24時間以内に自動リセット
  • システムで自動検知して補填
  • 自動リセットが機能しない場合は担当スタッフが手動対応

HFMのゼロカットは完全自動型で、マイナス残高を検知すると24時間以内に自動的にリセットされます。万が一自動リセットが機能しない場合でも、担当部署が手動で確認し、対応してくれる二重の安全網があります。

24時間以上経過してもリセットされない場合は、日本語サポート(平日9時〜24時)に連絡することで即座に対応してもらえます。

HFMのゼロカット公式声明

HFMのマイナス残高リセット(ゼロカット)方針のもと、マージンコールやロスカット(強制決済)が適切に機能しない市場の乱高下時においても、お客様に追証の責任は一切発生いたしません。

HFMがおすすめの理由

  1. 最大2,000倍のハイレバレッジ ゼロカットがあるからこそ、2,000倍という超ハイレバレッジを安心して活用できます。少額資金でも大きなポジションを持てるため、資金効率が抜群です。
  2. スプレッドが非常に狭い ゼロ口座やプロ口座では、業界トップクラスの狭いスプレッドで取引可能。スキャルピングにも最適な環境です。
  3. 複数の金融ライセンス保有 キプロス証券取引委員会(CySEC)など、8つの金融ライセンスを保有。厳しい規制下で運営されており、安全性が保証されています。

こんな人におすすめ

  • ハイレバレッジを活用したい
  • ボーナスを活用して取引したい
  • スプレッドの狭さを重視する

HFMについて詳しくは、HFMの評価・レビュー記事をご覧ください。


3. Exness(エクスネス)

無制限レバレッジ×ロスカット水準0%の最強環境

Exnessは、2008年から運営する老舗業者で、「無制限レバレッジ」と「ロスカット水準0%」という業界最高水準の取引環境を提供しています。

Exnessの主なスペック

  • 最大レバレッジ: 無制限(条件達成時)
  • ロスカット水準: 証拠金維持率0%
  • マージンコール: 60%(スタンダード口座)、30%(プロ口座)
  • スプレッド: 超狭い(0.0pips〜) ※ゼロ口座
  • 取引銘柄: FX通貨ペア、貴金属、エネルギー、株価指数、仮想通貨など
  • ボーナス: なし

Exnessのゼロカットの特徴

ゼロカット発動タイミング
  • 即時自動執行
  • マイナス残高発生と同時に自動リセット
  • 申請や連絡は一切不要

Exnessのゼロカットは、「即時自動執行」が特徴です。マイナス残高が発生すると自動的にゼロへリセットされるため、取引機会を逃すことがありません。

また、ボーナスが無いためゼロカットに関する禁止事項がほぼなく、 複数口座間の両建て取引や他社間の両建て取引でもゼロカットが適用されます。

Exnessのゼロカット公式声明

マイナス残高になった際は残高0円に調整されます。トレーダーの入金した資金が取引ではなく、損失補てんのための支払いに使われることはありません。

Exnessがおすすめの理由

  1. 無制限レバレッジ×ゼロカット 一定条件を満たすと無制限レバレッジが適用され、極少額の証拠金で大きなポジションを持てます。ゼロカットがあるため、損失は入金額までに限定されます。
  2. ロスカット水準0%で証拠金を最大活用 ロスカット水準が0%のため、口座残高がゼロになるまでポジションを保有できます。相場が反転するギリギリまで粘ることが可能です。
  3. ゼロカットに関する規制が最も緩い 他の業者では禁止されている「両建てを利用したゼロカット戦略」も、Exnessでは許可されています。ゼロカットのメリットを最大限活用できます。

こんな人におすすめ

  • 無制限レバレッジを使いたい
  • ロスカット水準0%でギリギリまで粘りたい
  • ゼロカットを活用した戦略的なトレードがしたい
  • ボーナスよりも取引条件を重視する

Exnessについて詳しくは、Exnessの評価・レビュー記事をご覧ください。


海外FXの追証なし・ゼロカットに関するよくある質問

海外FXはなぜ追証がないのですか?

海外と日本ではFX取引に関するルールが異なるからです。例えば、ESMA(欧州証券市場監査局)では、投資家保護のため、ゼロカットをFX業者に義務付けています。

海外FXのゼロカットとは何ですか?

ゼロカットとは、口座残高がマイナスになった場合、マイナス分を海外FX業者が補填し、口座のマイナスがゼロに戻る制度です。

海外FX業者は全てゼロカット採用で追証なしですか?

多くの海外FX業者がゼロカットを採用し追証なしとなっていますが、中には採用していない業者も存在します。

海外FXのゼロカットのメリットは何ですか?

海外FXのゼロカットのメリットは、追証が発生せず借金にならないこと、ハイレバレッジ取引のハードルが下がることの2点です。

海外FXのゼロカットのデメリットは何ですか?

海外FXのゼロカットのデメリットは、追証が発生しない安心感から資金管理が雑になることです。

海外FXのゼロカットは仮想通貨取引にも適用されますか?

ゼロカットを採用しているFX業者なら、仮想通貨取引においてもゼロカットが適用されます。

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著者情報

YUKI KIKUCHIのアバター YUKI KIKUCHI Director / Writer

菊池は、掲載されている300以上のコンテンツを管理する当サイトのディレクターです。10年以上の投資経験を持ち、個人投資家として安定した運用実績を積み重ねてきました。FX・株式市場・貴金属投資までカバーする豊富な知識を持ち、実際の投資経験に基づいた分析・研究されたコンテンツを作成しています。海外に10年近く居住しており、英語・中国語・日本語の話者でもあります。

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