コピートレードは「プロのトレーダーをフォローするだけで稼げる」と思われがちですが、実際にはそう簡単ではありません。私自身、コピートレードを始めた当初は「簡単に稼げる」と期待していましたが、何度も失敗して資金を減らしています。
この記事では、私が実際に経験したコピートレードの失敗談を8つ紹介します。これからコピートレードを始める初心者の方や、なかなか勝てないと悩んでいる方は、同じ失敗を避けるための参考にしてください。
📖 読了時間:約5分
- コピートレード初心者が失敗する理由
- ランキングや危険な手法など、初心者が陥りやすい罠
- 失敗しないためのストップロス設定・利益確定のコツ
- 実体験に基づく教訓と具体的な対策
コピートレードで初心者が失敗する理由|8つの失敗談
まずは、私がコピートレードで実際に経験した8つの失敗談をご紹介します。
利益率ランキングを鵜呑みにした

コピートレードを始めた頃、私はプロバイダー一覧の1ページ目に表示されるランキングを重視していました。どのFX業者でも利益率の高いプロバイダーが上位に表示されているため、上位=優秀なトレーダーだと思い込んでしまったのです。
しかし実際には、ランキング上位には短期間でハイリスクなトレードを繰り返し、一時的に高い利益率を出しているプロバイダーが多く含まれています。運用1ヶ月で利益率100%のプロバイダーをフォローした結果、数週間後には大きなドローダウンに巻き込まれました。
実際には、利益率はそこそこでも安定したトレードを行っている方も多くいます。利益率だけでなく、運用期間やドローダウン、取引履歴まで面倒くさがらずに確認するべきでした。
運用期間の短いプロバイダーを選んだ
利益率ランキングの話と重なりますが、運用期間が1ヶ月程度の短いプロバイダーを選んでしまったのも失敗でした。
短期間で好成績を出しているプロバイダーは、たまたま相場に恵まれただけの可能性があります。私がフォローしたプロバイダーも、最初の1ヶ月は順調でしたが、相場環境が変わった途端に急な連敗が続き、利益がすべて吹き飛びました。
最低でも2ヶ月以上の運用実績があるプロバイダーを選ぶべきでした。長期間にわたって安定した成績を出しているかどうかが、本当の実力を見極めるポイントです。
ナンピンマーチン手法に騙された

損益グラフが綺麗な右肩上がりのプロバイダーを見つけ、「この人は安定している」と思いフォローしました。しかし実態は、損切りをせずにナンピンやマーチンゲールで勝率を高く見せているだけでした。
ナンピンは、含み損を抱えたポジションに対してさらに買い増し(売り増し)を行い、平均取得単価を下げて利益を狙う手法です。マーチンゲールは、負けるたびにロット数を倍に増やしていく手法です。どちらも相場が戻れば利益になりますが、戻らなければ損失が雪だるま式に膨らみます。
私がフォローしていたプロバイダーも、ある日突然大きなドローダウンが発生し、それまでの利益がすべて消えました。綺麗なグラフだけで判断せず、取引履歴までしっかり確認してトレード手法を分析する力をつけることが大事だと学びました。
持続可能性を考えなかった
好成績のプロバイダーを見つけると、「このままずっと利益が続く」と期待してしまいがちです。しかし、コピートレードで1年以上利益を上げ続けているプロバイダーは非常に少ないのが現実です。
保有時間が短くリスクが少ないと思われるスキャルピング戦略のプロバイダーでさえ、急なドローダウンが発生することがあります。私も「スキャルピングなら安心」と思ってフォローしていましたが、相場の急変動で一気に損失が出ました。
どんなに調子が良さそうなプロバイダーでも、持続可能ではない可能性があることを常に頭に置いておくべきでした。
自分の資金に合わないロット設定にした

初めてプロバイダーをフォローする際、ロット設定を深く考えずにデフォルトのままコピーして、ロスカットされてしまいました。取引量の設定は重要です。
例えば、プロバイダーが$10,000の資金で3ロットのゴールド取引をしている場合、私が$1,000の資金で同じ3ロットをコピーすると、証拠金維持率は約128%まで下がります。プロバイダーにとっては余裕のあるトレードでも、私にとってはロスカット目前の危険な状態になるのです。
コピー倍率の設定がある業者(XMやExness)なら倍率に合わせて自動的に取引量を調整してくれるのですが、コピー倍率の設定がない業者では特に注意が必要です。
フォローする前にプロバイダーの資金量とロット数を確認し、自分の資金量に見合ったリスクかどうかを判断することが大事だと痛感しました。
ストップロスを設定しなかった

コピートレードあるあるの「コツコツドカン」を体験する前は、ストップロス(S/L)を設定せずにフォローして大失敗しました。
どんなに調子が良さそうなプロバイダーでも、過去のドローダウン以上の損失が急に発生することは十分にあり得ます。私がフォローしていたプロバイダーも、過去最大ドローダウンが20%程度だったのに、ある日突然50%以上の損失が発生しました。
ストップロスを設定しないのであれば、投資額を少なくするなどしてリスクを調整する必要があります。コピートレードでは投資額以上の損失は発生しないとはいえ、資金を守るためにストップロスの設定は必須だと学びました。
分散投資を怠った
好成績のプロバイダーを見つけると、「この人なら大丈夫」と思い、資金を1人に集中させていました。これは失敗とまではいかないですが、分散したほうが安定して利益を上げられると思いました。
どんなに優秀に見えるプロバイダーでも、いつ調子を崩すかはわかりません。
複数のプロバイダーに資金を分散しておけば、1人が崩れても他でカバーできます。今は、最低でも3〜5人程度に分散し、1人のプロバイダーに資金を集中させないことで利益をコツコツ増やしています。
利益確定のタイミングを逃した
コピートレードを始めてから、安定した利益が出ていたストラテジーをフォローしっぱなしで放置した結果、急な損失で今までの利益額を全てなくした事が何度もあります。
一度利益確定をした方が良いのはわかっていましたが、そのプロバイダーは人気だったので、「一度フォローを外すとフォロー上限で二度とフォローできないかも」という心理が働き、なかなかフォローを外せませんでした。
しかし、コピートレードでは急な損失が発生すると、それまで積み上げた利益ごと吹き飛んでしまいます。
利益が出た段階で一度フォローを外して利益を確定し、再度フォローし直す「トレーリングストップ」的な運用が有効です。コピーしっぱなしではなく、定期的に利益確定することで資金を守る意識が大切だと学びました。
コピートレードで失敗しないためのポイント
ここまで紹介した8つの失敗談を踏まえて、コピートレードで失敗しないためのポイントをまとめます。
プロバイダー選びで確認すべきこと
プロバイダーを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 利益率だけで判断しない:ランキング上位でも短期間のハイリスクトレードの可能性がある
- 運用期間を確認する:最低でも2ヶ月以上の実績があるプロバイダーを選ぶ
- 取引履歴をチェックする:ナンピンやマーチンゲールで勝率を高く見せていないか確認
- 持続可能性を意識する:1年以上利益を出し続けるプロバイダーは少ないことを理解しておく
綺麗な損益グラフだけでなく、取引履歴まで面倒くさがらずに確認することが大切です。
フォロー設定で必ずやるべきこと
プロバイダーをフォローする際は、以下の設定を忘れずに行いましょう。
- ロット設定を調整する:プロバイダーの資金量と自分の資金量を比較し、適切な取引量に設定する
- ストップロスを設定する:過去のドローダウン以上の損失が発生することを想定しておく
- 分散投資を心がける:1人のプロバイダーに資金を集中させず、3〜5人程度に分散する
特にコピー倍率の設定がない業者では、自分の資金に見合ったリスクかどうかを慎重に判断する必要があります。
運用中に意識すべきこと
フォローを開始した後も、以下のポイントを意識しましょう。
- 定期的に利益確定する:コピーしっぱなしで放置せず、利益が出たら一度確定することを検討する
- トレーリングストップ的な運用を心がける:利益確定後に再度フォローし直すことで資金を守る
- コツコツドカンを避ける:急な損失で積み上げた利益が吹き飛ぶリスクを常に意識する
人気プロバイダーだと「外したら二度とフォローできないかも」と思いがちですが、資金を守ることを最優先に考えることが大切です。

私はコピートレードが農業に似ていると思いました。多くの苗を分散して植え、天候に左右されることを理解し、育ったら毎日刈り取り、収穫のタイミングを逃せばいずれ腐ってしまいます。




