- World Finance Awards 3年連続受賞
- 顧客資金の安全性を第一優先に運営
- FCAやASICの厳格なライセンスを取得
- 複数の保険や補償に加入
- 東京にもサーバーを設置
- 大口注文でも高い約定率を提供
- 一部銘柄は平均スプレッドが0.1pips
- 最大レバレッジ500倍/制限なし
- コピートレードを提供
- 常時開催するボーナスはなし
- 取引プラットフォームはMT4/MT5
EBC Financial Group(EBCファイナンシャル)は、2020年にイギリスのロンドンで設立された海外FXブローカーです。運営歴は約4年と比較的新しいものの、既に約10万人の顧客を抱え、安全性と取引環境の質の高さで注目を集めています。
EBC Financial Groupを実際に使ってみて、安全性や信頼性、取引条件、メリット・デメリットまで徹底的にレビューします。
EBC Financial Groupの総合評価
EBC Financial Groupを総合的に評価すると、レバレッジよりも安全性と取引環境の質を重視したい中〜上級トレーダーに最適なブローカーと言えます。
- FCA・ASICなど厳格なライセンスを複数取得
- FSCS・Lloyd’s of Londonなど充実した補償体制
- 業界最狭レベルのスプレッド(一部銘柄0.1pips)
- レバレッジ制限なしで大口取引に対応
- 東京サーバー設置で約定スピードが速い
- FCバルセロナとのパートナーシップによる信頼性
- 最大レバレッジは500倍(1000倍以上を求める方には不向き)
- 常時開催のボーナスキャンペーンがない
- 運営歴が約4年とやや短い
EBCはハイレバレッジやボーナス重視のトレーダーには不向きですが、取引環境の質と安全性を重視するトレーダーには非常に魅力的な選択肢です。
特に大口取引を行うスキャルパーやデイトレーダーにとって、優れた約定環境と狭いスプレッドは大きなアドバンテージとなります。
EBC Financial Groupの安全性を実際に検証
| 運営会社 | EBC Financial Group |
|---|---|
| 運営歴 | 2020年~ |
| ライセンス | FSA / ASIC / CIMA |
| 資金管理・保険/補償 | 分別管理・FSCS・Lloyd’s of London・信託保全 |
| サポート | 日本語対応(対応時間9:00-19:00)メール・電話・ライブチャット |
EBC Financial Groupの最大の強みは、顧客資金の安全性を最優先した運営体制にあります。運営歴は約4年と比較的短いものの、既に約10万人の顧客を抱えており、目立ったトラブルや悪い評判はほとんど見当たりません。
日本の顧客であっても一定の条件を満たせば、取得難易度の最も高いライセンスである英国FCAの口座を利用できる点は、他のブローカーにはない大きなアドバンテージです。
複数の厳格な金融ライセンスを取得

EBCグループは以下の4つの金融ライセンスを取得して運営しています。
| 規制当局 | ライセンス番号 |
|---|---|
| EBC Financial Group (UK) Ltd | FCA 927552 |
| EBC Financial Group (Australia) Pty Ltd | ASIC 500991 |
| EBC Financial Group (Cayman) Ltd | CIMA 2038223 |
| EBC Financial Group (SVG) LLC | SVGFSA 353 LLC 2020 |
※SVGFSAはSVG金融サービス局での法人登録です。
FCAやASICは金融ライセンスの中でも特に厳格で、ライセンスを維持するためには様々な規制に従う必要があります。特にFCAは補償加入や信託銀行での資金管理が義務付けられており、経営状態や顧客資産の取扱い状況なども厳しく監視されています。
日本顧客は原則としてSVG規制の口座を利用しますが、取引頻度や資産額などの条件をクリアするとFCA口座を利用可能になります。この点は、安全性を最重視するトレーダーにとって非常に魅力的です。
充実した補償・保険制度
EBCは顧客資金の保護体制として、複数の補償・保険制度に加入しています。
| 保険・補償 | 補償内容/金額 |
|---|---|
| FSCS | ブローカーが破綻した場合、 最大85,000ポンドまで補償 |
| TheFinancial Commission | 顧客とブローカー間の紛争解決機関、 解決時は最大20,000ユーロまで補償 |
| Lloyd’s of London/AON | EBCの業務上の過失で損失が発生した場合に適用。 1,000万ドル以上補償される |
※FSCSはFCA口座にのみ適用されます。
※参考:EBC保障体制
これらの補償は日本顧客にも適用されるため、ブローカーが破綻した際の資金保護だけでなく、EBCとの間でトラブルが起こった際にも公平な解決が期待できます。補償のないブローカーと比較して、資金の安全性が大幅に高いと評価できます。
FCバルセロナとのパートナーシップ

EBCは2024年4月からスペインの名門サッカークラブ、FCバルセロナとパートナーシップを締結しています。将来的にはFCバルセロナとの共同イベントも実施される予定です。
世界屈指のサッカークラブのパートナーとなるためには、潤沢な資金力だけでなく、クラブのブランドイメージを損なわない企業としての信頼性も求められます。FCバルセロナのような著名なスポーツクラブのパートナーという事実は、EBCの企業としての信頼性を示す一つの証拠と言えるでしょう。

YouTubeのEBCのチャンネルではFCバルセロナとのパートナーシップ締結の様子も公開されています。
社会貢献活動への積極的な参加
EBCは金融サービスの提供だけでなく、環境・社会・地域問題の解決に向けた活動にも積極的に参加しています。
2024年には国連財団のマラリア撲滅運動への参加、マレーシアの孤児院への援助、タイの恵まれない教育施設への寄付など、世界各国で様々な支援活動を行っています。
企業の社会的責任を果たす姿勢は、長期的な視点で健全な経営を目指している証拠として評価できます。
EBCの取引環境をレビュー
EBCは安全性だけでなく、取引環境の質にも力を入れています。特にスプレッドの狭さと約定力の高さは、スキャルピングや短期売買を行うトレーダーにとって大きな魅力です。
優れた約定率や約定スピードを提供

EBCはロンドン、東京、ニューヨーク、香港の4箇所にエクイニクスのサーバーを設置しており、日本で取引する場合も距離的遅延の少ない環境で取引できます。
独自のシステムで最も流動性の高い市場価格で約定できる環境作りを心掛けており、約85%以上の注文がより有利な価格で約定する取引環境を提供しています。
東京にサーバーが設置されている点は、日本在住トレーダーにとって約定スピードの面で有利に働きます。特にスキャルピングのように数pipsを狙う取引では、この約定スピードの差が収益に直結します。
大口注文の約定率を高めるシステム
大口注文は小口注文に比べて、スリッページが起こりやすく約定率も低くなる傾向にあります。
EBCでは大口注文が入ると、EBC側で小口に分けて複数のLP(リクイディティプロバイダー)へ流すことでリクオートやスリッページが起こりにくい取引環境を実現しています。
この仕組みにより、大口取引でもストレスなく取引できる点は、中〜上級トレーダーにとって非常に魅力的です。他のブローカーでは大口注文時にスリッページが発生しやすいため、EBCの大口注文対応力は差別化ポイントと言えます。
$50の入金でPRO口座を利用可能
海外FXでは上位口座を利用する場合、最低入金額が高額なケースがありますが、EBCでは50ドル入金するだけで条件の優れたPRO口座を利用可能です。
| 取引条件 | STD口座 | PRO口座 |
|---|---|---|
| 取引手数料 | なし | $6/Lot |
| 最低入金額 | $50 | |
| 最大 レバレッジ | 500倍 | |
| 最小取引量 | 0.01Lot | |
| 最大取引量 | 40Lot | |
| ロスカット 水準 | 30% | |
| ストップ レベル | 5pips | 0pips |
| 取引プラット フォーム | MT4 | |
PRO口座は取引手数料が必要な分、取引コストが分かりづらいですが、STD口座に劣る条件はないので、初心者でもPRO口座を利用するのがおすすめです。
PRO口座のスプレッドは最小0pips~
EBCはスプレッドの狭さを強みの1つとしており、特にPRO口座は銘柄によっては平均0.1pipsという極めて狭いスプレッドで取引が可能です。
| 銘柄 | STD口座 | PRO口座 |
|---|---|---|
| USDJPY | 1.7 | 0.4 (1.0) |
| EURUSD | 1.3 | 0.1 (0.7) |
| AUDUSD | 1.6 | 0.4 (1.0) |
| EURGBP | 1.8 | 0.8 (1.4) |
| GBPUSD | 1.8 | 0.6 (1.2) |
| XAUUSD | 2.0 | 0.7 (1.3) |
| US30 | 3.1 | 1.6 (2.2) |
※PRO口座の括弧内は取引手数料を含めた実質コスト
PRO口座のスプレッドは通貨ペアの多くの銘柄が平均0.5pips以下、ゴールドも業界最狭レベルの平均0.7pipsで取引できます。PRO口座は取引手数料を足しても、STD口座より平均0.5pips前後安いコストで取引可能です。
STD口座も他FX業者の標準口座と比較すると十分に狭いスプレッドを提供していますが、取引コストを重視するなら迷わずPRO口座を選ぶべきだと思います。
最大レバレッジ500倍でレバレッジ制限はなし
EBCでは最大レバレッジは500倍で標準的なレバレッジですが、口座残高や保有ポジション量によるレバレッジ制限を設けていません。
| 通貨ペア | 500倍 ※一部銘柄は50倍 |
|---|---|
| 貴金属 | 500倍 |
| エネルギー | 50~100倍 |
| インデックス | 100倍 |
残高やポジションの整理をしなくても、常に最大レバレッジで取引できるため、特に大口注文を好む方におすすめの仕様です。他のブローカーでは口座残高が増えるとレバレッジが制限されるケースが多いため、この点はEBCの大きなメリットと言えます。
1種類の書類だけで口座開設が可能
EBCでは口座開設時に住所証明書を用意する必要はなく、身分証明書を提出するだけで口座開設が可能です。1種類の書類を提出するだけなので本人確認審査も早く、簡単に口座開設できます。
パスポート / 運転免許証 / マイナンバーカード
EBC Financial Groupのデメリット・注意点
EBCは安全性と取引環境に優れたブローカーですが、全てのトレーダーに適しているわけではありません。ここでは、EBCを利用する上でのデメリットや注意点をレビューします。
常時開催のボーナスキャンペーンがない
EBCでは常時開催のボーナスキャンペーンを提供していません。XMやHFMのような入金ボーナスや口座開設ボーナスを期待する方には不向きです。
ボーナスがない分、EBCはスプレッドの狭さや約定力の高さといった取引環境の質に注力しています。ボーナス重視のトレーダーよりも、取引コストの低さを重視するトレーダー向けのブローカーと言えます。
最大レバレッジは500倍
EBCの最大レバレッジは500倍で、海外FX業界では標準的な水準です。しかし、1000倍以上のハイレバレッジを求めるトレーダーには物足りないでしょう。
| ブローカー | 最大レバレッジ |
|---|---|
| EBC | 500倍 |
| XM | 1000倍 |
| HFM | 2000倍 |
| Exness | 無制限 |
ただし、レバレッジ制限がないため、大口取引でも常に500倍のレバレッジを利用できる点は評価できます。資金効率よりも安全性を重視する中〜上級トレーダーには十分なレバレッジと言えます。
運営歴が約4年とやや短い
EBCは2020年設立のため、運営歴は約4年と比較的短いです。10年以上の運営実績を持つブローカーと比較すると、長期的な信頼性を重視する方にとっては懸念材料となる可能性があります。
ただし、FCAやASICなどの厳格なライセンスを取得しており、既に約10万人の顧客を抱えている点を考慮すると、運営歴の短さを補う信頼性は十分にあると評価できます。
日本顧客は原則SVG規制の口座を利用
日本居住者は原則としてSVG規制の口座を利用することになります。FCA口座を利用するには、取引頻度や資産額などの条件をクリアする必要があります。
SVG規制の口座でもThe Financial CommissionやLloyd’s of Londonの補償は適用されますが、FSCSの補償(最大85,000ポンド)はFCA口座のみに適用されます。
最初からFCA口座を利用したい方にとっては、条件クリアが必要な点がデメリットとなります。
EBC Financial Groupはこんな人におすすめ
これまでのレビュー内容を踏まえて、EBC Financial Groupがどのようなトレーダーに適しているかをまとめます。
おすすめできる人
安全性と信頼性を最優先したい方
FCAやASICなどの厳格なライセンスを取得し、FSCSやLloyd’s of Londonなど複数の補償制度に加入しているEBCは、資金の安全性を最優先したいトレーダーに最適です。特にFCA口座を利用できる条件を満たせる方にとって、EBCは非常に魅力的な選択肢となります。
スキャルピングや短期売買をメインにする方
業界最狭レベルのスプレッド(PRO口座でEURUSD平均0.1pips)と高い約定力を提供するEBCは、スキャルピングや短期売買で利益を積み重ねたいトレーダーに最適です。東京サーバー設置による低遅延環境も、日本在住のスキャルパーにとって大きなアドバンテージとなります。
大口取引を行う中〜上級トレーダー
レバレッジ制限がなく、大口注文でもスリッページが起こりにくいシステムを採用しているEBCは、大口取引を好む中〜上級トレーダーに適しています。口座残高が増えてもレバレッジが制限されないため、資金効率を保ったまま取引を続けられます。
取引コストを重視する方
ボーナスがない代わりに、狭いスプレッドと高い約定力で取引コストを抑えられるEBCは、ボーナスよりも実質的な取引環境の質を重視する方におすすめです。長期的に取引を続けるほど、低コストのメリットが積み重なります。
おすすめできない人
ハイレバレッジ取引を希望する方
最大レバレッジ500倍のEBCは、1000倍以上のハイレバレッジを求める方には不向きです。ExnessやXMなど、より高いレバレッジを提供するブローカーを検討した方が良いでしょう。
ボーナスキャンペーンを重視する方
常時開催のボーナスがないため、入金ボーナスや口座開設ボーナスを活用して取引したい方には向いていません。ボーナス重視の方はXMやHFMなどのブローカーがおすすめです。
少額資金で大きなリターンを狙いたい初心者
レバレッジ500倍と比較的控えめで、ボーナスもないEBCは、少額資金でハイリスク・ハイリターンの取引を目指す方には不向きです。安全性と取引環境の質を理解できる中〜上級トレーダー向けのブローカーと言えます。
長期的な運営実績を重視する方
運営歴約4年のEBCは、10年以上の実績を持つブローカーと比較すると、長期的な信頼性を最重視する方にとっては懸念材料となる可能性があります。
EBCの口座開設手順
- EBC公式サイトにアクセス
- 口座開設フォームの入力
- 身分証明書情報の登録
- 連絡先情報の登録
- 各種書類への同意と署名
- 口座を開設
EBCファイナンシャルでは口座開設フォームの入力と身分証明書情報の登録を終えた段階で口座開設や入金が可能になります。
提出が必要な書類は1種類だけでよく、必要事項の入力から書類の承認まで早ければ数分程度で完了します。
- EBCは会員ページがスマホ対応していないため、PCでの口座開設がおすすめです。
- 18歳以上65歳未満の方のみ口座開設が可能です。(日本居住者の場合は70歳未満)
EBCファイナンシャル公式サイトにアクセス
まず以下のボタンからEBCの口座開設ページにアクセスします。
口座開設フォームの入力
必要事項を全て入力して、【登録内容を送信する】をクリックタップしてください。


- 国番号:Japan(+81)を選択
※選択肢が順不同になっており、一覧の真ん中よりやや下辺りにJapanがあります。 - 電話番号:携帯電話の番号を入力
- 連絡先の確認:
電話番号かメールアドレスを選んで【コード送信】を押し、届いた6桁の数字を入力 - パスワード:
6~16文字で英字・数字・特殊記号(!@#$%^&*)のうち2種類以上を含む文字列で設定 - 利用規約に同意:
【登録内容を送信する】ボタンの下にあるチェックボックスにチェック

入力が正常に完了すると、自動で会員ページにログインするので、そのまま登録作業を進めていきましょう。
身分証明書情報の登録
身分証明書のアップロード及び個人情報の登録を行います。
ログインからやり直す場合は、ログイン後「利用開始までの流れ」の中から【本人確認審査】を選択すると、身分証明書のアップロード画面へ進めます。
国籍及び提出する身分証明書の種類を選択してから、身分証明書の【+追加】を押して提出する画像を選択します。

名前を英字と日本語で入力し、性別と生年月日を選択します。

身分証明書番号と有効期限を入力して【送信】をクリックしてください。

提出する身分証明書の種類に応じて入力項目が変わる場合があります。
連絡先情報の登録
居住国を選択し、住所・郵便番号を入力して【送信】を選択してください。

各種書類への同意と署名
コンプライアンスに関する3種類の書類に同意が必要なので、それぞれ書類下部の【私は以下を読み、同意しました。】を選択します。

最下部にある署名欄に、名字と名前をそれぞれ英字で入力して【送信】をクリックしてください。

口座を開設
ここまでの手続きで本人確認が全て完了し、口座開設が可能になります。
会員ページ下部にあるリアルアカウントという箇所で【+アカウントの追加】をクリックします。

口座タイプと最大レバレッジを選択し、パスワードを設定して【はい】をクリックします。

PRO口座は最低入金額の条件をクリアするまでは読み取り専用口座となります。
以上でリアル口座の開設が完了し、リアルアカウント欄に口座が追加されています。別途メールでサーバー名や口座番号が届くので確認しましょう。

口座開設のやり方、口座開設後の設定、口座開設できない場合の対処方法など、EBCの具体的な始め方は以下の記事にまとめています。




